商業ビルへの投機疑惑で辞任した韓国大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)元報道官は「妻が私と相談せず下した決定」と弁解した。
これも「100%妻のせい」で、彼の言葉のどこにも「私のせい」はない。
一昨日は80歳の母親まで持ち出していた。10億ウォン(約1億円)の融資を受けて25億ウォン(約2億4000万円)もの投資をしたわけだが、これを妻が夫の知らない間に1人でやったという話を信じるべきだろうか。
ネットには「何かあればいつも前政権のせいにしていたが、今度は妻のせいか」という痛い書込みもあった。ある女性は「私は絶妙な投資などできない妻だ。夫に面目ない」と語っていた。
「妻自慢」は愚か者のやることと言われるが、一方で「妻のせい」は間抜けな男のやることだ。
誰かのせいで自分が恥をかいた時に、韓国の男たちはよく「妻のせい」にする。韓国の男たちには女性の後ろに隠れるDNAがあるのだろうか。
度重なる戦争で幾度となく敗れ、植民地となり、妻や娘たちを守れなかった韓国の男たちは、それでも隠れるところがない時はやはり妻の後ろに隠れようとする。
どうか妻のせいにだけはしないでほしい。 見ていて恥ずかしい。
(朝鮮日報 3/30)
韓国では人と出会った時、まず相手が自分より上か下かの上下関係で見計る傾向が強いようです。
その判断によって相手に対する自分の態度も変わってきます。
それが所謂お客さんの横暴な態度や言葉使いに表れてしまいます。
従って自分の過ちを認める事は相手に対する無条件降伏であり、どんな処遇を受けても逆らわないという告白に他なりません。
それでいかに弁明して「自分の責任では無い」という事を主張するか、そこに才能のすべてを注ぎ込みます。
特に男性は対社会的に非常に面子を重んじるので、家族が絡んだ問題はよく妻に責任転嫁する男性が多いようです。
(勿論韓国の男が皆そうだと言っているわけではありません。)
そして韓国の妻たちは歳をとるほど、その重みと力が増して来て実質的には家庭内では妻がすべてを主管するようになってゆきます。
韓国のアパートではペットの犬を飼っている家庭が偶にあります。
犬は序列に非常に敏感で、自分より上の序列にある母親や子供たちには甘えて仕えますが、自分より下だと認識した父親に対しては吼えたり威嚇したりするようです。
実際に自分はうちの犬より順番が下なんだと冗談まじりに嘆いていた韓国男性に出会った事もありました。
妻の後に隠れようとする韓国男性は本人のずるさもあるかもしれませんが、力をつけてきた妻たちの強さを象徴している世相なのかもしれませんね。