「統一教会の分裂」 の著者が、「統一教会の経典の秘密」 という本を出版しました。日本語版も出たので一冊買いました。まだ読んでいませんが、この著者の講義を聞いて来ました。きちんとメモが出来なかったのですが、なるほど~と思いました。

 

今まで、韓国に現われた 「教祖」 と呼ばれた人たちの比較が面白かったです。普通は 「教祖」 が亡くなると、その教理 (経典) を維持して、さらに発展させようとする後継者・信徒たちの動きがあると言います。ところが、統一教会は特異な点が多いそうです。教祖が (お父様のこと)、まだ生きているうちから教理 (経典) を変える動きがありました。2012年8月23日に 「天一国経典編集委員会」 という組織が作られています。このように比較して考えたことがなかったのですが、客観的な目で見ると 統一教会がいかに変わっているかを痛感します。

 

著者がヨーロッパで経験した話は、特に興味深いものでした。金ジンチュン氏 (独生女説・推進者 ?) の書いた本を引用して、語っている講師に、著者は3つの質問をしたと言います。

1) 韓国語は出来るのか ? 答は No

2) 教祖 (お父様のこと) をメシヤと信じているのか ? 答は Yes

3) 教祖は原罪があるのか ? 答は Yes・・

原罪のあるメシヤを信じている ? ! という結論になるわけです。講師が、3番目の質問に答えるのに数秒の間が空いたそうです。講師も、矛盾に気が付いたでしょうか ? ! このように、教祖 (お父様のこと) の語ったことを覆して、別の教理を作っている統一教会は、実に異質だそうです。

 

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注意しなければならないことは、例えば 金ヨンソン氏が、シビアな お父様のみ言を取り上げて、独生女説の間違いを説いていますが、これらの資料をサンクでは、お母様攻撃に利用しているそうです。金ヨンソン氏は、独生女説の間違いを食口に伝え、幹部の言いなりにならないよう 注意を喚起する目的で書いておられると思います。食口が気付いて、正しい行動をすることによって、お母様を導くことが出来るからです。サンクのように、お母様を攻撃するためではありません。

 

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