2016 LIVE REPO 28th. PUNKROCK Syndrome 2016 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 


月:夜勤(24時間)
火:明け
水:残業(21:00まで)
木:夜勤(24時間)
金:明け

と、今週はとてもハードな1週間でした。

書き溜めていたとはいえ、そんな中でも記事を上げ

読者さんも記事を上げてたのに

いいねくらいしか付ける余裕がなかったことに

罪悪感を抱きつつ、本日を迎えました。



 

PUNKROCK Syndrome 2016

 

 


オーストラリアからFrenzal Rhomb

イスラエルからUseless ID

2大メロディックパンクバンドを迎えての

PUNK SHOW!!

Useless ID は今年、新譜のリリースも相まって

昨年のSHIBUYA CRASHに続き、2年連続の来日ですね。


昨日は新宿ACBにて

海外組+GOOD 4 NOTHINGの3マンでsold

本日は海外組+5組の国内バンドで池袋KINGSX



本日もsoldしたようです。

PUNKSリスナーさすがですね。


公演前には主催のUNIONWAYから

タイムテーブルも発表され、

最初のバンドから見に開場から足を運びます。




soldとはいえ、最初の客入りなんて
お察しレベルなのは何とも寂しい限りだが…
と、思いきや
開始2、3分前には外にいた客もこぞって入ってきた。
こんな真っ昼間の1組目とは思えない客入りを見せたのは驚いた。
ただのメロコアキッズ、ハイスタ信者みたいな
連中とは違うなぁ。
さすがホントにPUNK好きなPUNKキッズ。


STRIKE AGAIN
そんな中、本日の1組目STRIKE AGAINがスタート。
メインボーカルの人が日の丸坊主になってる!
と、既に見るのは3回目か4回目くらいになるSTRIKE AGAIN
Strung Out を彷彿とさせるメタリックなリフ
メロディックパンクサウンド
実は初回から何気に気に入ってるバンドなのです。
今日明日どっちか確実に行くつもりでいたけど
今日を選んだのはSTRIKE AGAIN見たかったから
ってのもあるしね。
そんなSTRIKE AGAIN、今日もかっこいい
メロディックサウンドを鳴らしていました。
MCも""好調で、フロアの笑いを誘っていました。
1組目には十分すぎる客入りと、
今日に相応しいパンクロックサウンドで
笑顔眩しい素敵ライブを披露していきました。

STRIKE AGAIN
 - I'm the Hero
 - Burning Heart
 - Broken Down




NEUTRAL
今回の初見バンドその1、
はるばる山梨からお越しのNEUTRAL
調べてみると初MVは2006年とかで
何だかんだでキャリア長いんだな!と驚きました。
まともな尺な曲もあるけど、数十秒で終わる曲もあり
そーゆーとこにPUNK魂を感じました。
しかし、まぁーユルい!wwwww
MCがゆるっゆるでとても楽しかったw
Useless IDFrenzal のうんちくに始まり
過去に参戦したことあるライブのフライヤー公開とかw
ラ イ ブ 中 wwwww
ニュートラルってそーゆーこと?!www
そういった緩さもキャリアの為せる業ですかね。
素敵でした。
UNIONWAYでラインナップ組まれたなら
きっとこの先も見る可能性はあるかもしれません。
その時を楽しみにしてます。

NEUTRAL
 - Take back Jessica
 - Forest
 - Do not worry alone (Live)




OWEAK
初見バンドその2、東京のOWEAK
MCでは
『ハイスタよりかっこいいバンドがいると知ってください!』
『大嫌いなバンドマンのことを歌った曲やります!』
『KINGSX出禁なるくらい楽しみましょう!』

と、反骨心溢れるPUNK魂に漢を感じました。
楽曲も、わかりやすいフレーズでシンガロングを煽るものを始め
拳振り上げ系で、サークルよろしくの速曲は当然
ダイバーも出現するほど大盛り上がりでした。
ここまででいちばんの盛り上がり。
そして上手ギターの人が、STRIKE AGAINのギターと同じく
にっこにこで終始楽しそう( ´∀`)
色んなジャンルのバンド見てきたけど、
やっぱPUNK、メロディック系のバンドマンが
ステージ上ではいちばん楽しそう
に見えるよ。
最高のステージでした。

OWEAK
 - K Party
 - Over




TNX
もはやUNIONWAYではお馴染みですね、TNX
ベースの人が『宅録魂』って背にでかく書かれた長ラン着てるw
さて、肝心のライブ
熱量が一気に爆増した!
TNXのライブも何度か見てるけど
その中でも、今日が最高だったように思う。
バンドの熱量も、客の熱量も。
やばかったなー
Bad Religion の"Supersonic"カバーも
フロア、ガチ上がりでしたね。
『今日ここに来てるバンドは、お金やレーベルに媚びることなく、好きなことやってるバンドです!』
と、力強く言い放ってくれたのがすごく良かった。
それは言われるまでもなく、PUNKって音楽性と
各バンドのライブを見たら一目瞭然。
TNXもめちゃくちゃ良い顔でライブしてた。
最高だね、TNX。

TNX
 - It's Not Too Late
 - TOO CLOSE TO SEE
 - PLAY IT LOUD and FAST




QUICKDEAD
さて、UNIONWAYお馴染みバンドその2、QUICKDEAD
TNXもQUICKDEADも、一時期ライブ見てなかったけど
ここ何年かUNIONWAY主催のライブやってくれてて
おかげで、この2バンドも見れてます。
ただただ速く、暴れる曲ばかりでなく
何となく大人になったようなセトリだったが
まだまだQUICKDEAD節は健在。

東京のムカつくイベントに作った曲だー!
日本の政治家に作った曲だー!


と、パンクロッカーらしい曲をぶっ込んだり

今日はおじさんも多いと思うけど、もっとライブハウスに遊びに来てください。家でCDばっかり聴いてないで、現場に来てください。
ライブハウスに来てください。


と、ごもっともなこともMCで言ってくれた。
今日の面子はそもそもが秀逸なだけでなく、
各バンド、MCの内容も良いな。
自分たちのしてることに沿ってるから
説得力も大きい。
やっぱりQUICKDEADもさすがのライブでした。

QUICKDEAD
 - kill the fact
 - Pooh!!

 

 


Frenzal Rhomb
初見バンドその3
今日の国内バンドも、オーディエンスも
待ちに待った6年ぶりの来日となる
オーストラリアのFrenzal Rhomb
最初からトップギアで、フロアの熱量も
TNXの時を遥かに超える熱さを叩き出した。
モッシュサークルダイブ
ピンボーカルによるマイクジャックなシンガロング
PUNKS箱ライブで出来ること全てが
フロアで繰り広げられ、文字通りカオス状態に。
vo.Jason から時おり発せられる
迫力のあるシャウトも圧巻だった。
PUNKというか、もはやMelodic Hardcore
途中、自身のライブ時にFrenzal への愛を語っていた
"宅録魂"を背負ったTNXのベースさんが呼ばれ
まさかメンバーのベースを使って、1曲任される
なんて事態も。
TNXのベースさんはかなり嬉しかったことだろう。
そうして最初から最後まで
フロアとバンドの熱気が冷めることなく
大盛り上がりで完走した。
バンドも満足そうに笑顔を振り撒いて
ステージを後にしたのが、とても印象深かった。

Frenzal Rhomb
 - Never Had So Much Fun
 - Bucket Bong
 - War
 - Punch In The Face
 - When My Baby Smiles At Me I Go To Rehab


 

 

Useless ID
昨日はFrenzal がトリだったが
今日のトリはUseless ID
イスラエルを代表するメロディックパンクバンド
2年連続の来日公演。
Frenzal ほど、フロアがぐっちゃぐちゃになる勢いはないものの
その分メロディックに、耳障りの良い速曲
シンガロング必須の曲でフロアを盛り上げる。
結成20年以上を誇り尚、現役を走る
ベテランパンクバンドのライブは
何の不安もない最高なライブでした。
新譜も変わらぬ良さで、今回のセトリにも
かなり大量に含まれていた。
それより過去曲が更に盛り上がったのは言うまでもなく
ここ数年はベスト盤が作れそうなセトリ。
Useless ID が目当てで来た自分も
サークルシンガロングにと、体と声を駆使し
とても楽しい時間を過ごさせてもらった。
ライブはフツーに終了し、
アンコールがなかったのは残念だったが
それでも安定感のある極上のライブは変わらず。
オーディエンスに気持ちの良い汗をかかせ
心地良い満足感と充足感を与えて、ステージを後にしました。

Useless ID
 - At Least I Tried
 - Turn Up The Stereo
 - Blood Pressure
 - Before It Kills
 - We Don't Want The Airwaves





 

 

とね。

開始が早かったから長丁場と思いきや

何のことはなく、あっという間に終了しました。

シーンが低迷化しても、バンドと同じく

"変わらず"良質なパンクバンドを組んで

イベントを行ってくれるUNIONWAYには本当に感謝。


パンクシーンはだいぶ縮小した気もするけど

客層はパンクシーンがいちばん良い気がします。

メタルも良いけど、

『こんなのメタルじゃねぇ』っていう老害も多いのでね。

その点、やっぱりPUNKSのが良質な気もします。

それはUNIONWAYとか、RNRのライブ行くたびに実感する。

なんちゃってパンクキッズとか、ハイスタ信者じゃなく、ね。

今回、ハイスタが突発的にリリースした音源に

トチ狂ったように歓喜してる連中の中でさ、

どれだけの人が、今日のラインナップのバンド知ってるのか?

って話じゃん。

ハイスタなんて、結果論で言えば"売れたバンド"だよ。

日本で唯一、FAT Wreck と契約したバンドだし

AIR JAMを始めとする功績、国内外問わず

後続にも大きく影響を与えてるし。

で、信者に持ち上げられ、もはや神格化されてる。

そんな、みんなが"良い"と言ってるバンドだけ追いかけて

知った風な口でパンクやメロコア語ってる連中が

FAT 25th行ったのか?て。

行った連中は、ハイスタ以外もちゃんと見たのか?て。

UNIONWAYが主催するパンクイベントやライブに呼ばれる

国内外のパンクバンド知ってるのか?て。

そういった人たちが、今回出てるようなバンドを知ってて

音源買って、ライブにも行っていれば

パンクシーン、こんなに縮小してないと思うし

パンスプなんてあんなクソラインナップにならないだろう。

PUNKSの客層は良いのは確かだけど

ハイスタや横山健に感化"されすぎた"

なんちゃってな人も多いのはちと考えものです。


ライブに関しても、パンクは音源で聴くと

速いだけで、音も軽いし単調だ

なんて思われるかもしれないけど

FAT 25thのレポでも書いたように

ライブで大化けするのがPUNK

っていう気もします。

だからQUICKDEADのギターさんが

『ライブに遊びに来い!』

って言ったのは的を得てるんです。

生で見なきゃ、PUNKの本当の良さや

本当の姿はわからないとさえ思います。



とはいえ

今回のPUNKROCK Syndrome 2016

ホントに冗談抜きに全バンド良く、

そして大いに楽しめました。

最初から行って本当に良かった。

今回は客層も最初から来てた人がとても多く

全バンド、どれもフロアが埋まっていて

近年のこういった複数対バンのライブでは類を見ないほど、

そういったフロアの環境も良かったように思います。


パンスプは10周年にも関わらず

あれだけのことをしでかして、大コケしました。

遂に公式からも"See you next year!"の文字が消えました。

まぁ、10周年であんなことすりゃ当然だけど。

そしてコレはいつぞやの記事にも書いたけど

代わりに

いつかUNIONWAYRNRが組んで

クソフェスと化したパンスプに替わり

誰もが歓喜するラインナップでの

PUNKの祭典をやってくれないかなー

なんて淡い期待をしています笑

そうでなくても、今後のUNIONWAYにも大いに期待。

PUNK好きな人は是非とも

UNIONWAYとRNRのフォロー&サポートをオススメします!






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