先月まとめ買いしたもののレビュー第２弾！
同じバンドのレビューとしては３枚目になります。
【HIMITSU】、そして【ヒアリズム】と
昨年は年内に２枚もリリースし、
そしてその２枚のレコ発ライブにも足を運びました。
当ブログでもアクセス数を大いに稼いでくれた
北海道からのポップとファンクを併せ持つバンドの
2ndフルアルバムが完成
カラスは真っ白
『バックトゥザフューチャー』
01. 魔方陣より愛を込めて
02. 浮気 DISCO
03. Let it die ～You shall die～
04. サヨナラ！フラッシュバック！ ～hard mode ver.～
05. fifth
06. カーネーション
07. Oh my sugar
08. YASAI FUNK
09. みずいろ
【カラスは真っ白 インタビュー】(Skream!)
↑ヴィレヴァンでの特典
植草さんデザインの缶バッジが欲しかったのに
近辺のヴィレヴァンどこも入荷してないとか抜かすから
特典よりも早く聴きたかった為に
タワレコで購入して、からしくんステッカーもらったよ！↓
ニンジャスレイヤーへのコンピ参加で新曲はあったものの
今年はライブもぼちぼちだったし
年内は制作で、リリースは来年かなー
なんて思ってたけど。
HIMITSU → ヒアリズムのペースを考えたら
そうだ、このバンド
けっこう曲制作早いバンドなんだった、と。
それでは早速いきましょう。
01. 魔方陣より愛を込めて
詞/曲：シミズコウヘイ
今回のリード曲であり、プロデュース業でも活躍する
シミズコウヘイの色が全開な
カラスは真っ白であり、カラス真っ白でない曲。
MV見たとき、実写かぁぁぁ…(。>д<)と。
せっかくジャケットも植草さんに描いてもらったんだし
ここで再び植草さんのアニメーションMVが良かったな。
しかし、曲に関しては
こんなに"愛"を"愛"とハッキリ口に出して歌う
ヤギヌマちゃんは今までにない新鮮さがあり
まさに作詞作曲したシミズ氏ならではの功績かな？
02. 浮気 DISCO
詞：タイヘイ
曲：オチ･ザ･ファンク
作詞したタイヘイ氏が語るように
なんかえろい。大人なエロさ。
ボーカルもどこか艶っぽい。
言い方変えれば"男ならでは"の視点の曲だとも笑
ヤギヌマちゃんには書けない曲だなぁ笑
また大げさすぎるシミズ氏ギターソロが素敵w
03. Let it die ～You shall die～
詞/曲：シミズコウヘイ＆オチ･ザ･ファンク
PS4ゲーム『LET IT DIE』のタイアップ曲。
まさかの英詞？！Σ(ﾟДﾟ;)
でも、そんなに難しい単語はないし、
ヤギヌマちゃんの"カタカナ英語"的で
単語を繰り返すフレーズでキャッチーさもあり
とても聴きやすい。
ちょっと怪しいポスト･ロック的な雰囲気の曲調も○
04. サヨナラ！フラッシュバック！～hard mode ver.～
詞/曲：シミズコウヘイ
ニンジャスレイヤーコンピに収録された曲の
今作版hard mode ver.
冒頭のリンク先はアニメverなので、ヤギヌマverだが
今作ではサビ以外の部分がヤギヌマ→シミに変わっており
ボーカルエフェクトもかけて？いて、デス…じゃないけど
低くしゃがれた感じの声になってて、
そこもhard modeの名に恥じぬ仕上がりに。
そもそもアニメOAの時点から気に入っていて
特に楽器隊の雰囲気がとても良い。
やっぱりこのガンガンに楽器隊も出張ってくるのが
カラスは真っ白の良さのひとつだなぁ。
この曲に関しては、オチベースは特に好きです。
05. fifth blues
曲：オチ･ザ･ファンク
インスト曲。
オチ＆タイヘイが所属するインストジャズファンクバンド
North Pandemic Grooveの雰囲気もあり、
オシャレさ増し増し。
でも擬似ボイスみたいなのはいらなかった気も…
あ、そのノーパンはとても洒落乙なので
カラスは真っ白好きはもちろん、
ジャズやファンクが好きな人、または
興味がある人にもオススメです。
略称がちょっとアレだけどねw
North Pandemic Groove
- Aria
- BUNKA
06. カーネーション
詞/曲：ヤギヌマカナ＆タイヘイ
おっ！と思うと、ここからヤギヌマちゃんが
曲制作に絡んできた。
インタビューを読む限り、
"浮気 DISCO"とどこか似た雰囲気があると感じるのは
えろい曲を作る上での名残かな？笑
ピアノに、ホーン楽器に、とても出張ってきて
ラスト前のちょい長インストパートでは
とても楽しげでやんちゃな雰囲気。
飛びはねる感じのタイヘイドラムも○。
07. Oh my sugar
詞：ヤギヌマカナ＆タイヘイ
曲：タイヘイ
早口で捲し立てるパートが特徴的。
サビではまた、ヤギヌマちゃんらしからぬ歌詞が。
男性陣してやったりかよw
最後のドラ締めは面白いな。
ドラ効果かわからんけど、中華っぽい雰囲気を感じたのは…
きっとオレだけか(。-∀-)笑
エレクトーンの音がそう感じさせる。
てか、80～90sのポップスというか…歌謡曲？
そんな雰囲気も感じました。
08. YASAI FUNK
詞：ヤギヌマカナ＆タイヘイ
曲：カラスは真っ白
このバンド、フルアルバムだと１～２曲遊ぶよねw
まぁ、タイトルからして遊び心満点なのは明らかだけどw
野菜を語る歌詞をラップで披露し、
これまたちゃんと韻を踏んでるんだよなぁ笑
トウモロコーシ… トウモコローシ…
(ド低音ヤギヌマボーカル)
電車で噴きそうになったわwww
あー、面白い
ヤギヌマ＆タイヘイコンビの曲好きだなぁw
09. みずいろ
詞：ヤギヌマカナ
曲：ヤギヌマカナ＆オチ･ザ･ファンク
最後に従来のカラス真っ白を感じさせる曲。
うん。オレはこの曲が今作でいちばん好きかな。
ヤギヌマちゃんの世界観をヤギヌマちゃんが歌い、
テクニックの申し分ない楽器隊がガチッと固める。
そこに今回は曲に合わせたアップテンポなピアノも。
最後のヤギヌマハミングも良い感じ。
Skream!でのインタビューを冒頭に載せましたが
なんかライブのMCそのままのノリが
垣間見えて面白いので、インタビューも是非。
で、今回
新譜に合わせて新たにアー写が更新され↑
"浮気 DISCO"さながらのアダルティな雰囲気だけど
個人的には、歌詞カードの最後にある
こっちのオフショット的な方が好きだな笑
CDで買った人のみの特典ですかね( ´∀｀)
フルアルバムと銘打ってはいるが
その実、収録曲は９曲。
一般に言われるフルアルバムよりも曲数が少ないのは
カラスは真っ白なりの"攻め"なのかなと。
そしてこれまでと違うのは
メンバー全員が作詞作曲をしている点。
故に、今回は作詞作曲の欄も設けました。
それぞれの曲で、それぞれの色が出ていて
今までのカラスは真っ白っぽくない部分が
垣間見れたのは面白かった。
ただ、逆に考えれば
今までメインで曲を書いていたヤギヌマちゃんの存在感。
今作もインスト曲を境に
後半は全てヤギヌマちゃんが絡んでるが
やっぱりそっちのが、従来のカラス真っ白の色強いもんね。
そしてやっぱり自分は
ヤギヌマワールドなカラスのが好きみたいです。
そんな"コンセプトがないことがコンセプト"
みたいな今作。
それ故にアルバム１枚の中身はとっ散らかってるけど
１曲１曲はしっかり作り込まれていて
メンバーそれぞれが好きなことやって作った作品。
これもひとつの"カラスは真っ白"かなと。
真っ白なんだから何色にも染まれるでしょと。
その分、賛否両論分かれそうな作品だと思うし、
ここまで順調に人気や知名度を獲得してきた中、
かなり博打的な１枚だと思うけど
これが吉と出るか凶と出るか…
自分は割と好きだけど、過去作と比べちゃうと…って感じです。
新譜のリリースを経て、
今月14日からツアーが始まります。
『バックトゥザフューチャー』を聴いて
技巧派ならではの、アレンジがとても秀逸な
カラスは真っ白のライブへ遊びに行きましょう＼(^o^)／
お近くの会場へ来るなら是非！