可視光線って以前ブルーライトのことで触れましたが、要するに人が目で感じることの出来る光の事です。
うーん🤔
光って明るいもんだというイメージですが、私たちの身の回りには目に見えない光も降り注いでいます。
つまり、そういう光は見えません。
例えば紫外線。
紫の外の線とは?
人の目が見ることの出来ある光、虹の7色、あれが可視光線と言われるわけですが、それはどういう順番で並んでいるかといえば
赤 橙 黄 緑 青 藍 紫
この紫の外にあるから紫外線なわけです。
だから赤外線も赤の外にある目に見えない光です。
X線だとかγ線だとかナントカ線とか電波とか、実はみーーーんな光です。
正確に言えば、電磁波と言います。
じゃあ何で同じ電磁波なのにこうも性格が違うのでしょうか?
はたまた何で色が違って見えるのでしょうか?
それは光の波長、つまり光は振動している波(波と粒子の両方の性質を持っているのですが)
なのですが、その振動がすごいブルブルしているかウワーンウワーンと振動が少ないか、その違いによって様々な性質を持つのです。
共鳴ってあるじゃないですか。
「わーーーー」って言ったら壁が「びーーーーん」とか鳴るやつ。
あれは声の振動が壁の固有振動数というのに一致したときに起きる現象ですが、光も波なのですが、原子レベルでそんな反応が起きるって感じです。
目の中の網膜には視細胞という光を感じる細胞があります。
そこに光の3原色(赤、緑、青)に対応する構造があり、それが3原色の波長に反応して色、つまり光を感じるというわけです。
なのでそもそも、紫外線や赤外線の波長を受ける仕組みは目にはありませんのでそれを見ることはできないのです。
つまり、紫外線は眩しくなんかありません。仮に紫外線しかない世界に行ったら真っ暗ですよ。
そんな紫外線ですが目に見えなくても私たちに多大な影響を与えます。
280nm以下の超強い波長を紫外線C波。
315nm以下の強い波長を紫外線B波。
そして400nm以下の波長を紫外線A波。
C波は大気に遮られ、地表には到達しません(オゾン層ってやつですね、オゾンホールこわい)
B波は日焼けの原因になりますね。
目に対しては角膜炎の原因になりますが、角膜に遮られて目の中までは入ってきません。
A波は肌の奥まで入り込みシワやたるみの原因に成るらしい。
目に対しては水晶体で吸収され、白内障の原因といわれております。
怖いですね。
そんなわけで、紫外線は網膜に到達はしていないということですが、紫外線に近いエネルギーを持つ紫や青の光というのは確実に網膜に届いているので、網膜に与えるダメージを考え場合、そういった光に対するケアも大事ですねという事で、最近さかんにブルーライトブルーライトなんです。
具体的には加齢黄斑変性などの網膜の病気に関連があると言われております。
光はその振動の仕方によって様々な性質を持っているということです。
我々はそのほんの一部しか感じることはできないし、利用していないということです。