久しぶりに
「交通事故治療相談室」のことを書きます。
この仕事は
様々な方が関わります。
保険屋さん
医師
弁護士
柔道整復師
被害者
加害者
ほか・・・
そのため自分の専門分野以外の知識も
多少必要になってくると思うのです。
・・・しかし、
自分の専門分野以外の
情報がない
コミュニケーション能力がない
勉強しない
知識がない
・・・
そんな人ほど
誰かのせいにしたがるのだなあ
ということを感じます。
どういうことかといいますと、
(上記のようなタイプの人で)
医療の仕事をしている人は
保険屋さんを「悪」にしたがります。
*支払ってくれない保険が悪い。
という考え。
(上記のようなタイプの人で)
保険や法律の仕事をしている人は
医療を「悪」にしたがります。
*治せなかった医師が悪い。
治療費高い。という考え。
・・・
その結果、
結局は被害者である方が混乱してしまい
あまりいい結果にならないことも多いのです。
勉強している人は
法律家や保険屋さんでも
医療のことを勉強していますし
医療の人(医師や柔道整復師など)でも
法律や保険のことを積極的に勉強しています。
そして勉強すればするほど
安直に「だれかのせい」などに
できるわけがないということが
本来ならばわかるはずなのです。
・・・
こんなことを書くと
「そんなの、当り前でないのか??」
と思う人もいるのでしょうが
残念ながら、
自分の周辺のこと以外知ろうとしない方も
いらっしゃるのが現実なのです。
物事を善悪の2面で分けて考えることは
ある意味、非常に「楽」なのだと思うのですが
前時代的です。
保険の性質
法律家の意見
医師の見解
等、ある程度把握したうえで
皆で協力して
解決に向かうことが
もっとも被害者の方のためになる
あるべき姿ではないかと思います。
★もちろん立場の違いによる意見の対立などは
あってしかるべきなのですが
決めつけによる批判は、意味もないですし
何も生みません。
被害者の方のためにもなりません。という意味です。
私自身、そうすることで
少しでも被害者の方のお役に立てるように
これからも気を引き締めていきたいと思う次第です。