鍼灸や整体系の本以外にも
定期的に本を購入し
読書を趣味にしています。
・・・本日は
最近読んだ本で
面白かった本をご紹介します。

諦める力 為末大
陸上の400メートル障害・メダリスト
為末大さんの本です。
この人は走る哲学者なんて言われていて
とにかく
「考える」
ことで有名です。
元々は陸上で短距離(100メートル)
をやっていたそうですが
挫折して方向転換し
400メートルに転向したという経験を持っています。
挫折の味を知っているため
とても興味深い考察が書かれています。
「諦める」という言葉は
ネガティブなイメージがありますが
「明らかにする、明らかになる」
というポジティブな意味があり
決して悪い意味だけじゃないのです。
ちなみに頑張る、
という言葉は実は頑固だ、
かたくなだ、
というネガティブな意味もあります。
何かに一生懸命取り組んだ人だからこそ
見えてくる境地が
「諦めること」
だったりします。
自分のプライドを優先させてしまうことよりも
自分で選択する幸せを優先する・・・
この考え方はアスリートだけでなくても
必要な場面があると思います。
面白かったです。
失敗の本質 戸部良一ほか
先の大戦で日本が大敗した原因を分析し
組織論の研究を試みている本です。
日本軍の失敗の本質について書かれた
第2章が面白いです。
(本書より)
特に日本軍の戦略策定は
一定の原理や論理に基づくというよりは
多分に情緒や空気が支配する傾向が
無きにしも非ずであった。
・・・
との記述があります。
これは今の会社組織にも
当てはまることかもしれません。
やめたほうがいいような
目的があいまいな会議も
なんとなく続けられ、
続けなければならないといった空気に逆らえない
会社勤めをしたことがある人ならば
誰しもが経験したことが
あるのではないでしょうか??
集団の日本人の弱点を研究するのは
非常に価値があると思います。

超入門資本論 小暮太一
新宿の本屋さんで平積みになって
宣伝されていた本です。
面白そうだったので思わず買ってしまいました。
マルクスの「資本論」の優しい解説です。
これを読んだら、
なぜバブルが起こるのか?
といったこともなんとなくわかってきました。
マルクスの資本論によると
労働、という誰かが動く行為があって初めて
経済は成り立つそうです。
私自身もクライアントさんに喜んでもらえる
という
「仕事」
そのものが
一番大きな報酬だと考えているので
今後もそのような
生き方ができればと思った次第です。
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・・・
本当に勉強は大切だと思う日々です。
日々勉強、読書ですね。