「ねぇ、これからどこに行くの…?」
「!?なんだ…君か…。君には関係ないだろ…。」
「うちのお団子、美味しいって評判なの」
「は?だから何?」
こまめ「だから、食べに来て欲しいの!」
「…………。気が…向いたらね…。」
「はいなの!待ってますなの!ずっと、ずーっと、待ってますなの!」
「////ふんっ。変な奴…。じゃあね!」
「待ってますなの…」
「モコ、お話があります」
「はい、なんでしょう?うた様。」
「実はあなたに巫女を継いでもらいたいと考えています。」
「え!?私にですか!?」
うた「はい。この役目、あなた以外には考えられません。どうでしょう?引き受けてはくれませんか?」
「………。私に務まるか分かりませんが、精一杯務めさせていただきます!!」
うた「ありがとう…。感謝します。」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!?お姉ちゃんが水巫女の後継者!?」
「おったまげただよ…。うん…、でも確かに…おもっちゃん意外には考えられないだよ。」
「巫女になったら結婚も出来ないんだよ!?」
「え!?それは…困るだよ…」
みう「なんでアンタが困るのよ」
みかん「え…あ、いや…別に…。」
「折角うた様が選んでくれたんだもん!頑張りたいんだ!」
「ふぅ~ん…。まぁ、お姉ちゃんは一度決めたら曲げないしね。私も出来ることがあれば協力するよ!」
こうして、兎村にも新たな風が吹き出すようです…。
「そなた達はどうする?もう自由の身じゃ。城に残るも家に帰るも自由じゃ。」
「私は家に帰ります」
まろ殿「そうか。もちとチョコはどうする?」
「私はお城に残ります。まだまだ面白いものが見れそうですし♪」
「…。姉上が残るのでしたら私も残ります。」
まろ殿「そうか。では、引き続きまめ達を頼むぞ。」
「ちろるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~!!!」
「むむっ!!」
「へへへっ。おかえり、ちろる。」
「ただいま」
「聞いてよ、ちろる。僕、マロニー姐さんのとこで働かせてもらうことになったんだ。頑張ればお給料も沢山くれるって!僕、頑張って綺麗な着物沢山買えるようになるからね!」
「むむ…。もういいの!着物はお城で着飽きたし、これからは節約節約!」
「まぁ、せいぜい頑張りなよ」
むむ「はい!ありがとうございます!」
ちろる「よろしくお願いします!」