随分長いこと放置してました。
3年前鉄だった長男は今では1ミリも鉄成分は残っておらず、
ミリオタ（ミリタリー）になっています。
サブマシンガン、カーレフ？スナイパー、ロケラン、なんたらかんたら、と父にも母にもわからない単語をそれはそれは嬉しそうに口走っています。
置いてけぼりくらう私たちをよそ目に、口に出していれば楽しいようなので勝手にして、って言いつつもあまりにもわからない単語ばかりで気持ち悪いなぁ。。。って思ってしまいます
4年生の最後に新型コロナが発生。
突然の行事の中止や、休校。
参観がなくなってハーフ成人式ができなくて悔し涙を流したり（発表したかったのね！お母さんも見たかったよ！！）
6年生を送る会もなくなったり。
環境の変化が大きくどうなることかと思いましたが、
逆に家にいられたことがよかったのか、本人の成長なのか
親の心配とは裏腹にぐんぐんと成長しました。
落ち着き、留守番や家事手伝いなどできることがメキメキ増えました。
春になり5年生の始まっても休校は続き、留守番生活。
学校が久しぶりすぎて登校しぶりがでるか！？とも思いましたが、急に終わり穏やかに時間は過ぎ、
幸い健康なままで今も過ごしています
担任の先生を信頼し、先生も長男を信頼してくれているので
本当になんの心配もなく過ごせています。
「今日実はこんなことがありまして…」
という電話が4年生までは頻繁にありました。
誰それさんと揉めました。
何時間目かに授業を受けられなくなって給食は職員室で誰それ先生と食べました。
空き教室で落ち着いてもらうために1人で過ごしていたら誰それ先生が付き添って話を聞いてくれました。
などなど。
母として、先生にお詫びの言葉を述べながら本当に胸が痛くて。
自分が普段通りのほほんと仕事をしている間、長男はどれだけ苦しい思いをしたんだろう、
乱暴をしてしまった相手や周りからまた白い目で見られているんでは？
お詫びの電話をするにもどう伝えたらいいんだろう。
怒鳴られたら怖いな…
など、様々なことを考えながら先生の話を聞いていました。
それが、5年生になってからはめっきりとなくなり。
あまりにも連絡がないから逆に
「最近どうですか？」
とこちらから先生に問い合わせをするぐらいです。
「本当に成長しました。
僕は去年も隣のクラスから鉄（ミリ）くんを見ていたので、今年の春に名簿を見た時は正直構えてました。
クラスの中にどう考えても相性が合わない子もいますし、こりゃこの2人がぶつかるなーって思ってました。
でもね、お母さん。
僕はぶつかるならぶつかれ！っておもってます。
それが成長に繋がると思うからです。
でも、2人ともすごく成長してました。
構えてた意味がないくらい、全然！！！
なにもありません。
鉄（ミリ）くんに対して、僕は本当に今なにも気にかけていません。
気にかけてないというと語弊がありますが、特別な配慮、心配、そういうものが一切ありません。
他の子たちと同じように捉えています。」
と。
病院で受けていた療育も卒業し、今唯一残っている通級支援ももうすぐ卒業と言われています。
（それはそれで心配
）
）放課後デイは新型コロナの影響でまったく通わなくなってしまいました。
決して、健常と同じ！にはいかないですし、
友達との関わりを見ていても課題がないわけではありません。
むしろ、まだまだ課題は山ほど感じます。
でも、長男なりの成長をこんなに感じた1年はありませんでした。
担任の先生に
「うちの子は中学でも普通級でいいですか？
支援級と、普通級。
子どものためにはどちらが適切ですか？」
と聞くと迷いなく、
「通常級です。
支援級が悪いと言ってるんじゃありません。
ですが、鉄くんにとって支援級では課題が簡単すぎで彼のいいところを伸ばすには適切でないと思います。
僕は、鉄くんは通常級でないといけないと思います。」
と言ってくれました。
「あの子は、この先一般の社会で生きていけるでしょうか？」
とさらに聞くと
「いけます。
僕は鉄くんの成長が楽しみです。
あの子は愛されキャラです。
本当に可愛い。
根が真面目で、素直で、とっても良いところが沢山あります。
だから僕は彼のことを可愛くてたまらないと思います。」
と真剣な目で言ってくれました。
実は、先生。
この前の懇談の時に
「僕、鉄くんが20歳になったら一緒に飲みに行きたいです。
成人した鉄とお酒飲みたいなー！」
と言ってくれて（笑）
長男の最初の飲み会の約束相手になりました
その飲み会、私も参加したいなって思ってます。
まだまだこの先悩みしかないと思いますが、
5年生で多動衝動は落ち着くと言われていたのが本当だったんだな、と驚きばかりの1年でした。
今日もさっきまで近所の公園で、近所の子供たちとキャッキャと遊んでました。
去年までとてもそんなことできなかった。
途中で喧嘩したり嫌になって友達を放って1人帰ってきたり。
ヒヤヒヤすることばかりでした。
きっと発達障害とはいえ、長男は軽度なのでしょう。
言葉は通じるし、普通の子と同じ程度理解もできていそうです。
だからこそ、ぱっと見わからない難しさがあると思います。
軽度であることが幸か不幸かわかりません。
ただただ、長男が自分の人生を満足できるように。
自分を好きでいてくれるように願ってやみません。