※この記事は”うみねこのなく頃に”を直接ネタバレして解答したものではなく、アクオス個人が勝手に考え、勝手に答えを出しただけのものです。なので解答編などとは直接関係ありません。あくまで推理好きの戯言だと思って聞いてやってください。
一通りEpisode3については、犯行、そして犯人について推理してみました。
碑文の謎について大きく迫ったEpisodeでもありますが、碑文の謎については、過去に何度かトライしていますし、新たに記事にすることもないかなと考えています。
[俺が考えた、碑文の謎についての結論]
黄金の在り処は、九羽鳥庵に在る。黄金の碑文は、九羽鳥庵の場所を指し示している。「鮎」とは、右代宮家の兄弟たちのことを指し、「懐かしき故郷」とは、六軒島のことを指す。「川」とは、屋敷から続く道のことを指す。「川を下りて」とは、屋敷から続く道の中で、最も標高の低い場所を指す。すなわち井戸。
井戸の中をたどれば、九羽鳥庵に辿り着く。六軒島の地理については詳細不明なので割愛。「第一の晩~」云々については、"quadrillion"のスペルが子音6文字であることから、子音を削除し、残った母音をどうにかする・・・てところで止まっています。
あと、「第十の晩」までで黄金の在り処が明らかになるんだと考えてますが、
碑文の最後のパートには何かしらの意味が込められていると考えています。
つまり、金蔵の遺言が込められている。金蔵の望む「黄金郷」とは、親族たちが諍い(いさかい)なく仲良くなる、お互いの幸せを望む世界。全ての望みが叶う世界。
・・・ってな風に考えています。
さて本題へ。今回はまとめとなりますが、ちょっと趣向を変えて、「絵羽が犯人でない」と仮定してこれまでの検証を進めてみようと思います。背理法って解法になります。
・第一の晩
絵羽が犯人でないと仮定する。絵羽は犯行当時、親族らが一同に集まって親族会議を行っていた。つまりアリバイ成立。これは兄弟全てに言える。つまり、「絵羽は犯人でない」は正しい。いとこ兄弟たちは共に行動していた。つまりいとこたちもアリバイ成立。消去法でアリバイ成立していないのは南條のみ。
もう1つの材料として、連鎖密室の遺体の配置にも注目したい。紗音の遺体以外は全て、屋外からは見えない位置にあった。最初に発見されるのは紗音の遺体からとなる。検死のフリをしつつ、マスターキーを見つけたフリをすれば密室完成。紗音遺体発見時にいた者たちの中で、アリバイ不成立かつ、マスターキーを見つけたフリが出来た人物は南條のみ。つまり犯行は南條によるもの。
・第二の晩
絵羽が犯人でないと仮定する。絵羽は楼座らの死亡時、席を外していた。証拠は秀吉のたばこの吸殻。絵羽が薔薇庭園に向かったという証拠は無いし、犯行を行ったという証拠もなし。ただし、動機面で黄金の独占という十分な理由はある。
絵羽とは別に、南條もまた、犯行可能であると考える。しかし、楼座と真里亜が薔薇庭園に出たのはあくまでも偶然の産物であり、それを察知できたかどうかが焦点となる。結論:動機面は十分だが、確証できず。
・第四~第六の晩
絵羽が犯人でないと仮定する。留弗夫・霧江に対しては発覚を恐れての犯行という動機付けも可能だが、秀吉には当たらない。そもそも、霧江は秀吉を問い詰めるために屋敷に向かったのであり、絵羽にそれを察知されては意味が無い。
絵羽が犯行を行ったという十分な証明は不可。ただし、秀吉が留弗夫・霧江を殺害し、自らを偽装死したという可能性は十分にある。もちろんこれには、南條の協力が必要。第二の晩以後、秀吉・南條の間に密約・取引があったと考える。
結論:絵羽に犯行は出来なかったと考える。秀吉が犯人。
・第七~第八の晩
絵羽が犯人でないと仮定する。ゲストハウスから外出することに消極的だった蔵臼・夏妃に対して、薔薇庭園で待ち伏せをするということは計画性のある犯行とは言えない。凶器がひも状のもので絞殺ということから、凶器を用意しての計画的犯行であるのだが、これは矛盾する。この矛盾を解決するにはどうすればいいか?
犯行現場は薔薇庭園ではなく、ゲストハウスだった。ゲストハウス内ならば、「ひも状の凶器」はいくらである。
蔵臼・夏妃は武装していたことから、抵抗を受けずに殺害をする方法を考えたとき、最もシンプルな方法は睡眠薬で眠らせてから絞殺するという方法が浮かび上がる。
ゲストハウス内にいた人物で、朱志香・戦人は共に行動しており、アリバイ証明不可は絵羽と南條。薔薇庭園に運んだ手間と、睡眠薬の調達という点で、絵羽と南條の共犯である可能性はある。・・・が、十分な確証は得られず。
結論:絵羽と南條の共犯である可能性があるが、確証できず。
・謎の数列「07151129」と譲治の死。南條の最期。
譲治がゲストハウスを脱出したのは、偶然の行動であり、絵羽に待ち伏せなどは不可。つまり絵羽には殺害不可能。謎の数列は、生存者に伝える意図があり、これは数列の意味を理解しているものに宛てなければ意味が無い。
ドアの外側に書いてあることから、譲治が書いたものではない。(理由はこちら )
生存者たちのアリバイ・そして数列と譲治の遺体の位置関係から、数列を書いた人物=譲治を殺害した人物と考えて間違いない。その人物とは、秀吉。
生きているはずのない人物がいた。そして紗音の遺体をみたとき、秀吉が犯人だと誤解した。秀吉は弁解もさせてもらえず、息子を殺害してしまった。
生きる拠り所を無くした秀吉は、殺人劇の事の発端となった南條を殺害し、そのまま息絶えた。
結論:絵羽に殺害は不可。秀吉によるものである。
一通り検証の意味を含めて並べてみたのですが・・・。
なんと、絵羽が犯人でない可能性が出てきました。
南條と秀吉・絵羽のそれぞれの思惑がこの殺人劇を生み出してしまったのか?
これは1つの可能性として面白い展開ですね。Episode3の結末を裏切ってしまいました。これはちょっと解答編が楽しみですね!
さて、いよいよEpisode4にとりかかります。