ウェスティン・カアナパリの既存タワー(ノースとサウス通称)のリセール価格が急落しております。
昨年までは2ベッドルームのオーシャンビューは$22,000くらいで取引されておりましたが、現在の取引価格は$15,000となっております。
日本市場でのご売却が難しいウェスティンカアナパリやディズニーアウラニは、米国の提携会社からよく購入希望がはいりますが、突然のウェスティン購入希望のオファー価格の急落に驚いております。
詳しく調べてみますと、ウェスティンカアナパリの新タワー(Nanea Villas)が発売開始されたのが原因のようです。新しいタワーが発売されたので、リセール物件の人気が衰え、買う人が少なくなったので価格が下がった・・・と思われがちですが、実際は?
タイムシェアは発売開始後、数年経過すると売却希望数が年々増加し続けます。購入希望数はほぼ一定ですので、常に売却希望が多い状態となり、放置すれば価格は下る一方となります。
その状態を避けるのが、リゾートの第一優先買取権です。価格が安い売買の時、リゾートが転売を許可せずリゾートが買い取る権利を有しております。この権利は、物件の価値を維持するとこになり、リゾートだけでなく売主様にとっても、将来売却する買主様にも有益な制度です。
リゾートの第一優先買取権は、一人の購入希望者が物件をリゾートに買い取られると購入できるまで同じ価格帯の物件を次々と買付けします。そのため、市場から安い価格の物件が瞬く間になくなていきます。
しかし、常にリゾートは買い取っているわけでなく、毎年の予算や特定物件など、その時期や買取設定価格など様々です。
今回は新しいリゾートの販売に資力を注ぐため、しばらくの間は買取がない状態が続く(または買取の価格がさがる状態)がづづく可能性がございます。