タイムのブログ-雨の

寒い雨だ。
こんな日に思い出すことがある。
数年前に仕事を手伝ってもらっていたアシスタントの
M君との会話だ。


その日もちょうど今日のように雨。
空の貯水タンクはまだまだ底をつきそうもない
そんな灰色の昼間だった。


彼は言った「この雨明日まで降り続きますかね?」
仕事は当然翌日の朝までかかると思うが、
その時まで降っていそうな勢いにも思えた。


僕は尋ねた「傘持って行っていいよ。
それとも明日、用事でもあんのかい?」


M君「いえ、電気座布団の電源つけっぱなしっだった気がして・・
このまま雨が降っててくれればそんなに燃えないかなって・・」


僕「・・・そうだね。こんだけ降ってればね。」

内側からなら燃えるだろうな。そしたらしばらくウチに泊める
ことになるのかな、ちょっと嫌だな。と考えつつ
僕らはクロムメッキばりのペン先で紙を引っかきつづけた。


この雨はいつまで降るのだろう。