気になるデジカメ:四世代目のGR | 意匠太郎☆デザイナーな日々

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9/15 RICOH GR の四世代目が発表になりました。
発売は10月中旬とのこと。

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初代が発売されてからずっと気にはなっていたものの、どうにも購入には至らず。
確か二世代目がグッドデザイン賞を受賞した時、担当デザイナーのプレゼンテーションに同席することがあって、今から思えばちょっと失礼な、意地悪な質問をしたことが記憶に残っています。

当時はGRシリーズの、どうにもクラシックなスタイリングが納得出来なかったんですが、2005年の初代GRのデビューから6年、四世代目となってこのスタイリングを継承し続けた開発陣に、ある意味脱帽でもあります。

もちろん、プロダクトデザインの視点からスタイリングを見ていけば、各世代の技術要件に呼応して微妙な変更に拘ったデザイナーの仕事が見て取れます。特に今回の第四世代については正面トップ、軍艦部にあたる部分のエッジをシャープにして、カメラの硬質感を強調しています。これはGRが洗練されたプロの道具である点を強調しているかのようです。その他のディティールにも直線的なモチーフが強調されており、全体としてすっきりとした印象を目指したのがわかります。

また、グリップ部正面とボディの合わせを小さな逆Rで繋げている点も、これまでのGRと異なる部分です。これによってグリップ表皮の境目が少し前に出て、ボディの塊感が強調される造形になっています。

GRのようなカメラは Made in JAPAN の工業製品としては希少な存在です。
基本的なスタイリングイメージ、コンセプトを極力維持しながら新世代を設計していく手法は、ポルシェ911シリーズを見ているようです。

個人的な希望としては「ダウンサイジングして欲しかった」のですが、
まずは一日でも早く、実物に触れてみたいです ヾ(@°▽°@)ノ


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