探偵はBARにいる 大泉洋 松田龍平 カルメン・マキ | 国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ

探偵はBARにいる 大泉洋 松田龍平 カルメン・マキ

$国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ-探偵はBARにいる1 $国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ-探偵はBARにいる2

シドニーのmasaさんにおすすめ頂き、あと見た人にも「なかなかよかったよ~カワベさん好きそう!」などとも言われ、ずっと気になっていた映画「探偵はBARにいる」を観ました。
タイミング良くきくさんのレビューを読んだばかりなところで、借りに走りました!

ハードボイルドなんだけどコメディ要素もある探偵ものです。
主演は大泉洋さん・・・この方コメディからシリアスまでなんでもできる方だけど、これはは”地”の部分も生きてはまり役だと思いました!
現代の設定だと思いますが、映像や音楽が昭和レトロな感じで、主題歌はカルメン・マキの「時計をとめて」。
カルメン・マキさんの出演もあり、なんと「時計をとめて」の弾き語り・・・(多分ライブではないと思いますが)!ココ鳥肌モノでした!

内容は王道の探偵もの良いところを詰め込んで、遊びのエッセンスが詰まった感じでした。
ススキノの探偵に謎の女から仕事の依頼が来て引き受けるがややこしいことに巻き込まれる。
大きな組織とかが背後に・・・とモロ昔の探偵もののフォーマット♪
シンプルな展開のわりには結構先が読めなかったり、ミスリードされたりで楽しめたし、オリジナリティーもあって良かったです。
大泉洋ちゃんにハードボイルドは似合わないというのが大前提にある方も多いと思いますが、その似合わなさを生かしてていて逆に面白かったです。
ハードボイルドっぽく聡明な推理をして犯人を追いつめるって感じではなく、でもハードボイルドな探偵らしくシブくバーでバーボンとか飲むんですが、なんか笑ってしまう!
ハードボイルドって普通「絶対ありえねー!」っていうものなのですが、大泉洋ちゃん演じる探偵の人間味みたいなものと、松田龍平の飄々キャラと、北海道という土地が、なんか現実感をもたらしてくれたように思います。
飄々松田さんは『まほろ駅前多田便利軒』のキャラと被ってましたが、こういう役の松田さんは天下一品な感じがします。
でも結局のところは大変ビターで(これも探偵もの王道要素ですね♪)カルメン・マキの「時計をとめて」がよく似合う作品でした。
北海道の雪景色がまた切なさをひきたてていてイイ♪
松田優作さんやショーケンに子供の頃憧れたオヤジの琴線に触れるものがある作品だと思います。
監督の橋本一は1968年生まれなので、多分子供の頃「探偵物語」や「傷だらけの天使たち」に痺れたんだろうなー、と思いました!

$国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ-探偵はBARにいる3 $国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ-探偵はBARにいる4

キャストはメインキャスト陣から脇役陣までとても良かったです。
小雪さんは妖艶で美しく悲しく、初めて小雪さんイイ!と思ったかも。
脇役陣は濃い濃い♪
個人的に脇役MVPは悪役の高島政伸さん。
冷徹でサディスティックで下品、かなり気持悪いキャラで異才を放っていました。
あの究極のおぼっちゃまが・・・役者さんってすごいですね@@
最初は高島さんだと分かりませんでした・・・真面目で爽やかな役(「姉さん・・・」ってヤツ)とヤマダ電機のお兄さんのイメージくらいしかなかったので驚きました。
あと吉高由里子トリック!!!

エンドロールも「時計をとめて」。
時計にまつわるエピソードがあるのですが、それにこの曲はホロリときちゃいましたTT
色々書いたけど昭和の探偵ティストとカルメン・マキにやられちゃったのかなぁ
すごくいい歌ですのでどうぞカルメン・マキと共に良い週末を・・・↓↓


カルメン・マキ 「時計を止めて」

日本アカデミー賞今夜ですね♪
思いっきり勘違いしてました・・・すいません^^;来週みたいです!