6月に河出書房さんから書籍版の『チベットチベット』が出版される。

ラサ市街を見下ろすデプン寺の僧侶
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原稿はもう書き終わり、映画の静止画像の中から挿絵になる写真を選び出す作業に移った。
編集者の塚田さんと約100枚の候補の中から、33枚を選び出した。
最初の一枚に決定したのがこの写真。
いい絵だとは思うけど、意外にも静かな印象からはじまる。

選ばれた写真はどれも見ごたえのあるものばかりだった。
惜しくも33枚に選ばれなかった写真からいくつか見てみよう。


仏像の開眼法要を執り行うダライ・ラマ14世
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はじめは順光で撮っていたが、回りのカメラマンのシャッター音が気になり出し、一人反対側へ回るとちょうど朝日が昇り始めて神々しく見えた。


人民解放軍の兵士
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ポタラ宮殿前の人民広場で、非番の人民解放軍兵士が記念撮影をしていたので、僕も便乗して撮らせてもらった。書籍にはアップで写したものが選ばれた。


雪のヒマラヤ
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標高5500メートル、夜中の気温マイナス20度の山小屋で雪に降りこめられる恐怖。
撮影するのは大変だったが、亡命してくるチベット人は命がけでここを越えてくる。


田口ランディさんに帯を書いていただくことが決定した。
初めて書いた本だけど、きっと素晴らしいコメントをくださると思う。