鶴田真由ちゃん主演の舞台トワイライツを見てきた。
真由ちゃんとは以前『雲南COLORFREE』上映後の対談相手になっていただいてからのお付き合いだ。
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物語は、
幼馴染みのA君と恋人になり結婚した真由ちゃんの悲惨な運命。
が暗転とともに終わり、最初に戻り、今度はB君と結婚した真由ちゃんの悲惨な運命。
が暗転とともに終わり、最初に戻り、今度はC君と結婚した真由ちゃんのそこそこの運命。
と、いう具合に展開。
あの時、ああすればもっと別の未来が・・・という輪廻にも似たパラレルワールド。

セットも衣装もモノトーン、設定もシンプルだったがそれには理由があった。
演劇は映画やテレビドラマと違い、観客の想像力が働いてはじめて成立するからだ。
カラーのマンガより白黒のマンガの方が読み手の想像力をかき立て、イメージの中でハイレベルに成立するのと似ていた。

真由ちゃんの演技もテレビと違った。舞台は何気に見れるものではなく、生で人が演じているので常に心を惹きつけられた。演技の使い分けからものすごい才能を感じた。
本を書ける才能の他に、本を読める才能があり、演技は読める才能に似ていた。

舞台俳優は当然長いセリフを全部覚えてる。
それだけでもすごいと思った僕には舞台は無理だろう。
素晴らしい作品なので再演の際にはぜひ見に行ってほしい。

鶴田真由ファンサイト
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