さて、麻友が今後どうすればファンを拡大出来るのか。
頭でっかちに物事を考えてはいけない。
魅力を伝えようとしたとき、我々は好きなモノだから、いくらでも魅力を語る事は出来る。
だが、それでは引き込む事はおろか、引かれる場合も多々だ。
なので、フラットに脳内をもっていって、自分が〇〇ヲタになる時の事を考えてみた。
私はヲタ気質だ。だから一般と違うかもしれないが、好きに至るまでの過程はさほど変わらないはず。
先ず私がこれだけAKBにハマり、麻友ヲタ・あつヲタになった過程を考える。
①AKBの存在は、結成されましたという時点で知っていた。これは知っていただけだ。
興味は持っていない。
だからこの時点では一般となんら変わらない。
②それから少したち、周りにAKBを好きと言う人がちらほら出てくる。前田敦子・大島麻衣などの名前だけ聴いたことがある程度。まだ、AKBに興味はない。
だが、AKBに前田敦子という人と大島麻衣と言う人がいるんだと知る。
③友人からAKB全メンバーが載っているモノを見せられる。
そこで渡辺麻友を知る。可愛い子がいるんだなと。初めてAKBメンバーの顔と名前が一致する子が出来る。ここで初めて、AKBに対し興味を持てるようになる。が、それは気持ちの中にAKBが入ってきてもいいかな程度の興味だ。調べて知っていくというところまではいっていない。
そして未だに、敦子もまいまいも優子も顔と名前は一致していない。
ここではまだ一般となんら変わりはない。
④渡辺麻友を知ったはいいが、調べる漁るということはしないので、麻友に興味は湧いても普通に生活してるかぎり麻友を見る事はほぼ皆無。ある日の夕方週刊AKBなのかな、AKBメンバーが出ていて麻友を知ったおかげでAKBに対しても少しの興味は湧いたので観てみた。そこで、まいまいの顔と名前が一致した。その頃はただそれだけ。
たまたまつけて、AKBかとなって、この子が大島麻衣か。…ここで終わり。
ここでもまだまだ、一般と変わらない。
⑤AKBに対して、興味はあるのでTVでたまたま見かければ見る程度。
そして周りにAKB、前田敦子、大島優子などの名前を言う人が増えてくる。そして、前田敦子より大島優子の方が可愛いとか、そういう話を耳にすることになる。だが、どう思うと聞かれても、答える事は出来ない。なぜなら、顔と名前が一致していないからだ。その頃、まゆゆって子が可愛いと思うで終わり。
まだまだ一般と同じだ。
➅AKBの前田敦子がドラマに出ると知る。そしてたまたま時間が合ったので、どんな子なんだろうとドラマを見る。そこで初めて前田敦子の名前と顔が一致する事になる。
そして「周りでは色々言われているけど、前田敦子って可愛いじゃん」となった。
ここもまだ一般。
⑦前田敦子って可愛いというところから、何故そこまで叩かれているんだろう。大島優子ってどの子だろう。渡辺麻友はどこにいるんだろう。とどんどんと知りたいという欲求にかられ始め、現在にいたる。
ここから先は、ヲタ気質な私だからとことん突き進んでしまったわけだけど…
そう、ファンを増やすには先ずは「キーワード」を沢山発信していくこと。
私がここまでヲタになった最初のキーワードがAKBというものなのだが、その時点では興味はないわけだ。
でもこの次に、「渡辺麻友かわいい」という、私の中の心に触れるキーワードに触れる事で、AKB渡辺麻友という二つのキーワードが入ってくる。
もしこの時、麻友が敦子並に各メディアに出ていて、自然と目にしていたら、この段階で麻友推しへと直通で向かったかもしれない。
だが普通に生活するうえで渡辺麻友というキーワードにはその時代触れる事がなかった。だから、ここで一旦とまってしまう。だけど、その間も前田敦子・大島麻衣・大島優子などのキーワードを耳にし続ける事で、廃れる事はなく小さな興味は持ち続けていくことになる。
この頃のキーワードは、AKB・渡辺麻友・前田敦子・大島麻衣・大島優子・かわいいなどキーワードが増える事、時間とタイミングが合う事で、前田敦子のドラマを見るという行為まで行ったわけだ。
私が思うのは、このキーワードは簡単なものでなければいけない。
長い説明は不要。簡単なものでなければならない。そして、沢山発信する事で、誰かの興味をくすぐっていかなければならない。
そして常にどこかで目にする、触れるという状況が必要。
例えそれが内容があるものないもの関係なく。記憶にすりこんでいく。
そして、同じことをだけどただ繰り返し発信してもだめだ。
例えば「まゆゆかわいい」これだけを発信してもだめ。
かわいいね。で終わるだけだ。その次のキーワードを発信していかなければ、更にくすぐることは出来ない。
そしてこの次のキーワードは豊富でなければいけない。十人十色だからだ。
例えば自分にとって不快なキーワードであっても、多くの人の心をくすぐるかもしれない。逆もしかり。
年代も趣味も趣向も違うわけだから。
先日私がたまたま会社にしりシス表紙の週プレを持って行った時、50後半会社の人が麻友を見て
「この子は若いころのキャンディーズのすーちゃんに似てるね」と言ってきた。
これはネットを見ていたり、麻友ヲタの中では知られた話だが、その人はそう言われている事を全く知らない人だ。
この人にとって、これがキーワードになるわけだ。
そしてこの段階でのキーワードで、麻友はAKBでこんなにも努力しているなんて、長い事を言ってもダメ。
唯の努力家だ。これでよい。
AKBの渡辺麻友は可愛くて努力家。こうやって、その人をくすぐっていくキーワードを増やしていく事が大事。
じゃ、どうすればいいのか。
麻友は兎に角、各メディアに出ていく事は必要不可欠。
そこで毎回同じ麻友ではいけない。色々な麻友を見せていかなければならない。
これは麻友自身・事務所がやっていかなければならない。ヲタでは出来ない事なのだ。
じゃヲタは?
彼女が各メディアに出た時に、「端的」に彼女の魅力を沢山のキーワードを使って発信し続ける。
そしてネットを使って、彼女の深い魅力を発信し続ける。
興味をもてば、人は自然とそれに触れようとするものだから。
麻友自身とヲタがこうやって離れた所で連携していかなければいけないと思う。
こうは書いたものの、これは簡単な事ではないし、地道な努力が必要だ。
でも、好きになる過程は、本当シンプルなんだよね。
だけどメディアに傾向する事で、劇場・生で触れ合う事を蔑ろにしてはいけない。麻友の基盤はそこにあるわけだし、そこでしか得られないモノがあるから。
でも、麻友は劇場・生で触れ合う事を蔑ろにするタイプではない。
今の麻友の限界が今だと思っている。
でもこれは劇場型王道アイドルとして、これだけのファンが付いているという事は凄い事。
だが、もっと上にいく為には麻友への入り口を増やしていかなければならない。
麻友が渡辺麻友のまま上に行くには、王道アイドルでありながら、タレントにもならなければならない。
これが出来たら、凄い事になるなぁ。楽しみで仕方ない。