約半年ぶりにブログを更新したと思ったら2つも!明日は空からヤバいもんがふるかも!!






以下、作品画像等無い上にちょっとデリケートな事に触れながらキツいことも書いているのでご注意。










先日とてもびっくりするメールを頂きました。



「http://×××~

こちらはthanks Abby!さんの●●の模倣品ではありませんか?」



詳しい内容については省略させて頂きますが、ようは私が作っているものとすごく似ているものがあるよ、というご報告でした。



結論から言いますと、それに対して私が何か動くということはありません。

…と言うのはパクり(模倣)容認というわけでは無く、ただ単に教えて頂いた他の方の作品が特に私の作っているものを真似て作られたものと強く感じることが無かったからです。



ハッキリ言って私の作るものは全て普通のお店で買える資材(粘土も樹脂もプラ板もその他のものも)しか使っておりませんし、制作方法についても何か特別な技術を使っているわけでも無いです。

制作するアクセサリーのモチーフ、例えば三角形やリボンなんかはもう既にモチーフとして完成されているものですし、私がものを作る際にこだわっている“色使い”についてもカラフルなものなんて市場に数えきれないほど出回っております。

そりゃ素材の使い方や細かいデザインについては一生懸命考えて試作してやっと完成したものもありますが、そうやって物作りをする作家さんは沢山…と言うか、自らを少しでも【作家】だと考えて活動している人は皆さんそうだと思います。

当たり前ってやつですね。

素材によって使い方が限られてくるものもありますし、デザインについてもそれのインスピレーションを感じた時に触れていたものが誰かとかぶっちゃえば製作したものの所々がバッティングしちゃうことなんてことも有るのが当然です。




明らかに意識して模倣したもので商売する人を批判するのは当然ですが、上記の様に“たまたま”“偶然に”“意識せず”“かぶってしまった!”なんて方を糾弾するのってどうなんだろうと思います。

そんなことをやり出したら創作の世界は終わりです。永遠に新しい作り手が現れず、あらゆるジャンルがひとつひとつ廃れていってやがて死にます。





絵描きや彫刻家であれば、例えばトレース等型取りでの模倣品を模倣品であると確実に判断することができますが、アクセサリーのデザインや手法においてそれは難しいです。(というか無理なのでは?)


大抵の人間は経験ををコラージュして形成されていくので、今まで自分が経験してきた出来事を参考にそのとき1番良いだろうというアイデアを手法だとかデザインとして採用するかと思います。

そのアイデアが人とたまたま被ってしまったとしてもそれは恐らく“その人”も自分と似たような経験をしただけ、という事なんじゃないかな。


私は自分のブランドのコンセプトを説明する際に【ちょっとだけ個性的】というフレーズをよく使用しておりますが、それは言葉として人が聞いた時に受け入れやすい分かりやすさを重視しての“個性的”(万人受けはし無いかもしれないが、ある特定のジャンルに属する人は好きかもしれない)です。

言葉本来の意味で私は私の作っているものが他の方と比べた時突出して個性的/独創的であるとかは正直なところ全く思ってません。




そもそも個性的であるとか独創的だ、なんてものの最終判断は作り手側では無くお客様(受け手)です。(ですから、私はお客様から「個性的で可愛い!!」なんて言っていただけるとガッツポーズしちゃいます。笑)


最終判断は受け手ということは、作った本人が「これは個性的だ!」なんて思っているものも大多数の他人が「いや、それは個性的では無いです。色んなところで似たようなものを見ます。」と思えばそれは間違いなく個性的なものでは無いし、反対に作った本人がありきたりのものを作ったつもりでも大多数の他人が「こんなもの初めて見た!!」「どうやって出来ているのかわからない!」という感想を抱いたとすればそれは間違いなく個性的/独創的なものです。良い悪いは置いておいてねww









メンタルよわおのあびやまとしては、



ひとさまの創造力に自分勝手な理由で枷をつけるのはとてもあつかましいし、その人の創造の芽を途中で摘むことになるのだから相当な重みの責任が伴うよ。

パクりなのか何なのかと騒いで自らの心をすり減らし周りを妙な気持ちにさせるよりも、唯々自分の視野の狭さを恥じて、今までより一層自分らしさとは何かや創りたいもの好きなものは何なのか、深呼吸をしながら考えたいな。




というところです。





地味に地味ーーーに活動する体しか大きくない弱小作家が何を長々痛痛と語っているのだいって感じかもしれませんが、最近ちょっとモヤモヤしていた部分もあって、文章にしてみれば気持ちに折り合いがつくのかしらと思って書いてみたけれどイマイチまとまってなくて更にこんがらがらがりっすねヽ(゜▽、゜)ノぷ。てにをは~~。


タイトル「模倣とは~」とかめっちゃ壮大なのに触れてるのはその一片のみだし!ぷぷ。




現状規模はどうあれ自分自身は毎日ものを創り続けて少しづつ販売もしています。「作家」でありたいと思っているし、出来れば長くこの活動を続けていきたいのでその為に、明日の自分が恥ずかしくっていられないであろう行動は絶対にしないようにしなければ。


自分の為に正直に。











別件

本当に好きなものを「みんなが好きだから!」という理由で嫌いになったりしたくないな。

別に興味も何もなかったものに「みんなが好きって言うから」触れてみるっていう出会いは素敵だと思うけど。





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