分離帯 | 一体、何が原因なんだろう?

分離帯






 私が住んでいるのは、タイのある地方都市にある工業団地です。 近くには高速道路入口があります。


 登り方面を 陸橋の上で撮影しました。 道路左側が高速登り口、右側が一般道です(日本と同じで車は左側通行、右ハンドル)。 










 反対側、下り方面です。 日本と比べると、高速道路入口の割に、分離帯の長さも幅も充分とは言えません。










 分離帯の手前側に、赤いポールが3本あるのが分かるでしょうか? 真ん中のはちゃんと立っていましたが、右側のは傾いていました。 左は完全に倒れていました。 ちゃちなプラスチックのポールを、アスファルトの道路に直接アンカー止めしているんですから、壊れるのは当たり前です。










 この分離帯に路線バスが停まりました。 ツーマンバスのドアが開いています。 この直後に車掌が出てきて陸橋の上にいる私に向かって大声で、「乗るのか?」と尋ねてきました。


この分離帯は、地元の人もバス会社の人も、「バス停」として利用しています。 時間に追われたバスが分離帯に乗り込むのですから、ちゃちなポールなど目に入りません。 設置後数日で壊されてしまっても何の不思議もありません。









 今度はワゴンバスです。 ひっきりなしに車が停車しているので、分離帯は何度塗り直しても、タイヤの跡で直ぐに色が薄くなってしまいます。


日曜日に撮影したので交通量は少ないですが、普段はかなりの量です。 その切れ目を縫って分離帯まで走ってゆかないと、バスの昇降は出来ません。





「危ないじゃないか。」





日本人ならそう思うでしょう。





いつも危険と隣り合わせの、とっても 「スリリング」 なタイの交通事情の一コマです。







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