トレーニング内容 | 一体、何が原因なんだろう?

トレーニング内容

 JA研究所のトレーニングは「プログラム」としての形がありませんでした。 「意識」の世界のように理論や観念で覚えるものではなく、「感じ取り」「身体で覚える」のが「無意識」の世界だからと、トレーニングルームにいる人達に必要と思われる事をその時に応じて判断しながら教えていました。 その指導方法を「学校の授業じゃないんだよ。 プログラムなんて形があったら『無意識』じゃないだろう」とよく口にしていました。 料金は1回13万円で期間は1ヶ月間。 トレーニング時間は月曜日から土曜日の10:00~22:00 まで。 自分の都合の良い時間に来ればよいというものです。 高額だったのでトレーニング料金を無駄にしない為に、母に弁当を2つ作ってもらい、朝10:00から夜10:00まで「食事」「運動」「呼吸」「考え方」などに渡って、独自の理論に基づいた指導を受けました。 その詳しい内容はとても書き切れるものではありませんし、正確には表現できませんが、後日私ができる範囲で書いてみるつもりです。
私は最初に「考え方」を徹底的に直されました。 直すと言っても丁寧に「教えてくれる」訳ではありませんでした。
 「『馬鹿』に『馬鹿』と言って何が悪い! 『馬鹿』が『馬鹿』だと気付かなければいつ直すんだ。 誰も『馬鹿』だと教えてやらなければいつまでも『馬鹿』のままだぞ!」そう言って自分の考え方の未熟さを徹底的に「矯正」されたのです。 私が勉強していたものは飽くまでも「知識」であって、今の社会が「学歴・資格偏重」だからそれらに関係する「知識」が重要視されているが、勉強とはそんな表層的な事ではなく、「真実」を知り、嘘や欺瞞に惑わされることなく、生きてゆく為の判断材料を得る事だと言われました。 ですが、何が表層的で何が真実かが分からない私は、質問をする度に「頭が硬い」「馬鹿」「観念論だ」とコケにされ、何度も腹が立ちました。 ですが反論すればするほどぐうの音も出ないくらいにこてんぱんに言い負かされ、何も言えなくなると「何も知らない」「口先ばかりだ」ととどめを刺されます。 一日中いる訳ですから本当に面白くない毎日でした。

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