レクサス 塗装品のご紹介 【LEXUS】 | レクサスのアフターパーツを考えるシンクデザイン【LEXUS】

レクサスのアフターパーツを考えるシンクデザイン【LEXUS】

レクサス(LEXUS)のアフターパーツの新商品紹介&開発途中の製品紹介

こんばんは。
シンクデザインの佐藤です。

ブログをアップする時間が取れましたので、本日は塗装に関するブログにしたいと思います。

新商品の案内など本来はしなければならないのですが、ホームページのトップページに案内は上げていますので、そちらでご確認ください。

よろしくお願い致します。


単に「樹脂を塗装する」というと、「○○色に塗って」「艶有りにして」など、比較的簡単に言われがちです。

その「塗装する」というのは、どのようにするのかをご説明します。


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このように艶々の塗装仕上げになった状態を見ると、その苦労は塗装の中に隠れていますので、一般的にはわかりません。

いや、その艶々にするのが仕事でしょ?と言われればそれまでですし、どんな仕事も完成した状態ではその苦労は見えないもの。

そこで、塗装の苦労を今回改めてご紹介しようかと思いました。


まずは、純正部品を取り寄せして下地処理からとなります。


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このように、ほとんどが複雑な形状をしてますので、工具など使わずに手作業にて塗料が食いつくように下地を作っていきます。


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落ち込んでいる部分なども、隙間もペーパーを駆使して表面を削り残さず丁寧に。




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画像のように表面にペーパーを当てて下地処理完了です。

この下地処理を怠ると、長期にわたる経年劣化や熱による攻撃で樹脂と塗料が分離します。

ようは剥がれます。

すべての行程が大切ですが、ここを失敗する事により台無しになり、当社としては製品とは言えなくなると思っています。



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通常、塗装するとなると「塗装屋さん」以外に塗装する場所はありません。

塗装屋さんの仕事は自動車を修理する事が本来の仕事であり、小さなパーツを塗装するだけの塗装屋さんは、ほぼいないと思ったほうが良いでしょう。

何が言いたいかと言うと、車を塗装する事を仕事としている職人さんから言わせると、この樹脂パーツを塗装するのに、どのくらいの塗装費用を貰えるのか?と疑問点が出ます。

自動車のドアやフェンダーを塗装するのであれば、1枚いくらと基準がありますので、ここまで塗装して、どのくらいの仕事になると想像が付きますが、室内の樹脂パーツとなると、どのくらいの費用が取れるのかが肝になります。

しかし、下地処理から塗装する順序、気を使わなければならない事など、自動車を修理する事となんら変わりません。

しかも、形状が複雑な上に、塗膜が厚くなりすぎては装着時に不具合が出たりと、逆に気を使わなければならない事も多いです。

相手は樹脂ですから高温で乾燥もできませんし。


一番問題なのが、この費用面となります。

なので、当社の塗装品は高めな価格設定となっていますが、お客さまに買ってもらわなければ、その良さも伝わりませんので、価格設定にはいつも良く考えてから決めています。




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下地処理が終わると次は下地であるサフェーサーを塗装します。

本来の塗料がしっかり食いつくようにベースですね。

このサフェーサーで仕上げてから、塗装する訳ではなく、また手作業で磨いていきます。

下地処理と同じように落ち込み部分などすべてにおいて同様にペーパーを当てて均一に仕上げていきます。

細かな凹凸などこの時点で見えてくるのと同時に塗装後の表面を作るのに大切な行程です。

樹脂パーツは艶が無い事から表面は実際にはザラザラしており、塗装すると艶々さが半減します。

そこで、この下地にどれだけ時間を掛けたかによって、塗装後の表情が決まります。

ツルっとした表情を作るのに一番大切な部分です。




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そして、ようやく色である塗料となります。

塗装屋さんにとっては小さなパーツですので、どこで固定するかなども苦労する部分です。

エアーを使って塗装しますので、吹き飛んでしまっては最初からとなってしまいますので。




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色々と工夫して塗装していきますが、一度で色がのる訳ではありませんので、均一に何ども塗装します。

ただ、塗膜が付きすぎても問題がでますので、加減が肝です。




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また、パールなどのカラーの場合、3コートになりますので、ベースの色を塗装した後にパールを塗装してクリアー仕上げとなります。

3工程で最終的にパール塗装となりますので、何度も何度も塗装を繰り返します。

この塗装している最中にゴミが付けば問題ですし、下地に手を抜けばその部分が出てきますし、本当に気を使って良く確認しながら塗装していきます。


そして、樹脂である事により高温で乾燥させないために自然乾燥で何日も放置します。

何もしていなそうで、実は何もできない状況です。

この乾燥をどのくらい時間をかけたかも大切な部分です。

塗膜の中の水分や空気が完全に抜けるには、かなりの時間がかかります。

表面は乾いていても塗膜の中は安定していませんので、焦らず放置する事によって塗膜が安定して綺麗な表情を出してくれます。



そして、ここからがまた大変な作業です。

室内に使うパネルである事から、ボディとは違いいつも目につく部分です。

なので、艶々ツルツルの状態を極限まで仕上げなければなりません。

最後の行程【磨き】になります。

この磨きですが、3工程に分かれていまして、コンパウンドを変えて3度も磨き込みます。

この行程によって鏡面仕上げとなり、製品として完成します。

もう仕上がったと思っても最後まで手を抜けない状態が続きます。



さて、ここでこの労力を本当にどの塗装屋さんでも行うのかが今回の肝になります。

下地処理を簡単に済ませたり、強制乾燥させたり、磨きを怠ったりと、どの行程でも手を抜けます。

また、どれだけ時間を掛けるかによって作業工賃が決まりますので、いくらでこの仕事を請け負うのかによってかける時間も違うと思います。

もちろん、自然乾燥する場合、設置しておく台や場所なども、その工賃に含まれると言う事です。

場所を占領していると、他の仕事ができませんからね。


なので、塗装屋さんによって塗装工賃が変わるのは、どこまで手を入れて真剣に仕事をするかによって時間が変わりますから違いが出るのです。

利益を優先したり、パーツの価値や拘りを理解しないで、仕上げると同じパーツでもまったく違うパーツが出来上がります。


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上記画像は左が他社で塗装したパーツで右が当社で塗装したパーツです。

何が違うかは一目瞭然ですが、どうしてこのような事が起きるのか。

左のパーツは実際に数ヶ月使用して、納得がいかないユーザーさまから同じものを作って欲しいと言われて交換しています。

最初は綺麗だったそうです。

日が経つごとにひどい状態に変化したそうです。


そこで、頼んでからどのくらいの工期で仕上がってきたかをお伺いしたところ、1週間で仕上がってきたそうです。

下地処理→下地→塗装→磨きの行程を1週間で仕上げた事になります。

何も知らないで塗装してくださいと頼むと、1週間は普通に感じるかもしれませんが、間違いのない塗装行程を行う側から言わせると、あり得ない工期です。

つまり、どこかで手を抜いて工期を早めています。


その塗装屋さんが一概に悪い訳ではありませんが、そんな高額な工賃も取れないし、ユーザーさまの拘りもわからないですから、このような結果になったのだと思います。



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そもそも、その塗装屋さんがユーザーさまへ、上記内容のような説明のできない人だった可能性もあります。

1ヶ月も掛けなければ綺麗には仕上がらない説明も難しいでしょうし、手にもったパネルをみて「このパネルでいくらもらえるのか。。。」と考えると、それ相当の消極的な費用となり、その費用では他の作業に差し支えるから時間をかけては赤字と考え、どこかで簡単に仕上げるとなります。

普通に考えれば想像が付くので、その塗装屋さんが悪い訳ではなく、以外と当たり前な結果だと自分は思います。

人に説明がきちんとできて、塗装も上手な職人さんは少ないと思いますので。




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結局、塗装が縮れて塗膜が落ち込み、艶がひけてこの状態です。

そもそもこうなる事は想像がついてこそ、プロと言うべきではないかとも思いますが、塗装しているのが樹脂ですので、仕方がないかとも思います。

そこで、今回のように説明をちゃんとできて、塗装する職人にも拘りを理解して仕上げてもらえるシンクデザインの製品は他とは違いますと伝えたいです。

良く言われるのが、「まだ塗り終わらないの?」「黒に塗るだけなのにそんなにかかるの?」など。

こちらも拘って仕事を請け負っておりますので、お客様も拘っていただきたいと思います。




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長期にわたり綺麗な状態を当たり前のように維持するためにも、ご理解いただけると幸いです。

手を抜いてもわからない部分も多々ありますが、気持ちを込めて仕上げていますので。



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今後もこの拘りをもって、ユーザーさまが満足できるパーツを考えていきたいと思います。

よろしくお願い致します。



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