魔人様よりリクエスト★
魔人様が書かれたお話の続きを私が、書いて行きたいと思います。
ちょっと時期がずれたけど、バレンタインのお話です★
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カタカタと、小刻みに震えるキョーコをソファに座らせて。
気を落ち着かせるために、紅茶にほんの少しブランデーを垂らしたものを握らせる。
(そりゃ、そうなるよな・・・)
ファンの存在はありがたいけれど、熱心すぎるファンは恐怖を呼ぶ。
「すいま、せ・・・」
「いいから・・・。飲んで・・」
綺麗なお辞儀を披露しようとしたキョーコを、咎め紅茶を勧める。
「ほんと・・・、ダメで・・・」
血の気をなくした唇が、紅茶を含む。一口、二口。アルコールを含む度、少しずつ血の気が戻ってくる。
「いや、女の子なんだから当然だよ。男に掴みかかられたら、怖いだろう? 事務所にも早くマネージャ付けてもらわないと・・・」
「初めてじゃないのに、対処できなくて・・・」
ぽろっと漏らした言葉に、蓮の眦がつり上がる。
「初めてじゃない・・?」
「ひっ・・・!! じ、事務所には話してあったんですぅ!! 敦賀さんに、し、し、心配かけたくなくて・・・」
一度血の気の戻ったキョーコの顔が、再び青ざめる。
「後から知らされた方が、よけに心配になるって思わなかった?」
滲み出る怒気に、キョーコが脅えてるのは分かるものの。
一人蚊帳の外に置かれていた、その事実が蓮の怒りに火を注ぐ。
「お、思いませんでしたぁぁぁ」
「それに、ああいう可能性があるってわかってるなら・・・。どうして直ぐ入ってこなかったの?」
「そ、それは・・・」
「それは?」
瞳をうろうろさせながら、きっちり着込んだ服の襟元を握りしめる。
そこで、蓮は気が付いた。
(随分と、きっちり着込んでるな・・・)
スカート姿の多いキョーコなのに、今日は珍しくパンツルックだ。
おまけに、首まできっちり隠した・・・。まったくと言っていい位、肌の露出がない。
残念に思いながらも、あんなファンの目線に晒すことがなくてよかったとも思う。
「ま、前みたいに・・・。さ、触られたらと思うと・・・!! 怖くて!!」
「おっと!!」
ぎゅうっと自身の体を抱きしめた、キョーコ。その勢いで、放り出されたコップを慌てて受け止める。
「触られるって・・・。アレの事?」
衣装合わせの時に、思い余って撫でまわした『あの』事を言っているのだろう。
「はいっ!! あんな呪いを再度受けたら・・・・!!」
(呪いって・・・酷い言われ様だな・・・)
「私、死んじゃいます!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何で?」
流石に、ショックを隠せず。べこんと凹んだ雰囲気を、取り繕えもしない。
そこに、キョーコが爆弾を落とす。
「あのあと、ずっと、熱くて!! ずぅぅぅぅぅぅっと!! 撫でられてるみたいで、消えなくて!! わたし、わたし!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それって・・・」
まるで告白みたいだよ・・・・。
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なんだか趣旨がぶれてきました。
ごめんなさいm(_ _ )m