今年の夏が、いつから始まって、いつ終わるのか、よくわからない。
暑さのため、加えて 歳のため?
歳を重ねるごとに、時が経つのが早くなる。
主人の仕事のリズムも、若いころよりは緩やかになってきて、
夫婦の時間も、少しは増えてきたかも。
最近、原宿・表参道によく行く。
娘や息子の買い物に付き合う時と、ヘアサロンと、
主人と二人での食事。 これは主人の事務所が渋谷だから、かな。
シャネルとブルガリが入ってるビル、GYREの地下に車を停めて、
ぶらぶら歩いて、ウィンドゥ眺めたり、ショップを覗いたり。
この表参道GYRE、ユニークでオサレなショップが入ってて、お気に入り。
今日はヘアサロンの後、主人と軽く食事。
無性にチョコパが食べたくなり、注文してみる。
この夏は、一度やってみたかった無謀な計画を、実行してみた。
娘との旅。 私の運転で、主人のルーツ、高知の南国市へ行くという…
まず、娘が岐阜の友人宅へお泊りに、その娘を拾って滋賀の大垣経由で京都へ。
市内のデザイナーズホテル「THE SCREEN」で一泊。
御所のあたりをぐるぐる歩いてみたが、月曜日のためか人通りが少なく
さびれた、いや落ち着いた街だ、京都は。
京都に行くなら、美玉屋の黒蜜団子。
さっそく買ってみる。 美味!
疲れたので、夕食はルームサービスで。
私はホテル特製の野菜カレーと、シェフ・サラダ
娘は、ステーキ。 何もかも美味で、しかも廉価!
さすがサービス第一の関西。 驚き・・・・!
朝食は、メインダイニングで、京料理「おばんざい」朝食
ダイニングの天井が蒔絵。 さすが京都。
翌日、名神高速→明石→淡路島→四国入り→高知・南国市→室戸岬
淡路大橋
父の遺志により、両親の遺骨を分骨して、南国市の義父の生家跡地に墓を建てたのが4年前。
しかし案じたとおり、私たちが墓参りに行くには遠すぎて、今回が初墓参。
宿泊先は、室戸岬の「ウトコ・オーベルジュ&スパ」
美食家が心身ともに癒しを求めて来る場所を目指しているという。
マイナスイオンに包まれて、こじんまりして、人が少なく
たしかに癒しの所だった。
南国市から2時間かけて到着。
鮮魚のカルパッチョ 雲丹と旬野菜の菜園仕立て
リングイネ ミンチにした蛸とレタスのソース
牛ロース肉のタリアータ マスタード風味のソース
星に手が届きそうな夜空、明るすぎる月の光。
目が覚めたら朝日が見えるように、窓とベットの高さを揃え、
ちょうど水平線に目が届くようにベットを配置してあるという。
楽しみに目覚めてみたら・・・
ん? このざわめきはなんだろう。 この騒音は??
外は大嵐だった! 暴風雨に激しい高波!
なんと台風が近づいていた。
そうだ、ここは名高き「室戸岬」ではないか!
必ず台風の通り道になるところの・・・!
選りによって初めての母娘旅に、これはないだろうと。。。
そんな中で、これまた美味の朝食を頂いて、スパの海水プールでひとしきり
泳いだり歩いたり、そして出発。
双葉マーク付けたデミオが、嵐の中を、室戸の海岸線を
四国縦断の山道を、じゃんじゃん走る図。
壮絶な、でもワクワクドキドキの、二度とないだろう体験。
高速は滑る、前は見えない・・・
淡路島についた頃は雨も小降りに、空には青空も切れ切れに見える。
その夜は、娘と別々に友人宅で宿泊。
最終日は、昼過ぎに大阪で娘を拾い、帝国ホテルの名物パンケーキと
ブルーベリーバフェでお腹を満たして、帰路に就く。
そこからが死闘だった。
嵐の中の強行など、序章にすぎなかった・・・・!
・・・書き尽くせない、言葉にならない
夕日が傾き、夜の帳が降り、帰宅を急ぐ車が増え、
気が付いたら深夜、前後左右を大型トラックに囲まれ、
いや、大型トラックしか走っておらず、
じゃんじゃん煽られながらトラックとともに
時速110キロで浮くように走り・・・
2時過ぎに、帰宅。
数日間は、体がフワフワしていた。
目は、死んでいた。
しかし、、娘と、こんな旅ができて、よかった。
次は必ず、空港からレンタカー、それが遠距離旅の常識。ですね。当然。