帰りしなに最寄駅のカフェに立て籠もって
うっかり読破しちゃいましたwww



アレだよアレ。-120407_1954~01.jpg


 越谷オサム著『階段途中のビッグ・ノイズ』。
最っっっ高に楽しかった!!


 部員3名しか居ない軽音部。
うち先輩2人が覚醒剤所持で逮捕された為に
残された部員である主人公・啓人は
廃部の通達にうなだれながら部段(階段途中が部室だった)を片すシーンから始まる此の話。

 キッス大好きな幽霊部員が廃部撤回を示談し
過酷な条件の元、存続する事に成るのですが…、
まぁ紆余曲折有り過ぎですwww


 あまり役立ちそうに無い顧問の先生を召還し、
メンバー集めから立て直しするんですが
「あの素行の軽音部でしょ?」と大体が四面楚歌。
メゲかけながら集まったメンバーとの衝突や
部外者からの心無い妨害、
仄かな恋心やらまぁ色んなイベントが有り、
目標である文化祭のステージに立つ事に成るんですが
いやぁ、よくぞ此処まで頑張った!!と
読みながらニヤニヤしちゃいましたw

 練習シーンでボーカル部分が描かれてるんですけど
…Basket caseとWe will rock you、
All I wantが頭から離れませんwww
ラモーンズは改めて聴いてみようそうしようwww


 高校時代、自分のやりたい事を蔑ろにして
不真面目に真面目に過ごした自分にゃ
眩しいやら羨ましいやら。
素直に感情移入しながら彼らを応援してましたw


 一番印象的な人物はやっぱりカトセンw
一番男らしいと思いますwww
やたら人間味溢れ過ぎな校長先生含め、
悪役の言動もイチイチ胸に突き刺さるのもまた一興。
「あー、居る居るあーゆーヤな奴w」ってなアクションなんだけど
色々な境遇が有るのかなぁ、なんて思ったり。



 自分の意志で道を切り裂いた先に待ち受ける景色。
信じて真摯に向かう姿に自分を省みたりしました。
もっと自分に正直に生きてみたいなぁw


 なーんてなwww




 兎に角、元気になれる作品です☆
青春時代に忘れ物をした方もそうでない方にもお勧めです☆