引き寄せの法則と脳のしくみ(1)ー 幻覚・幻聴を作り出す脳 | 引き寄せの法則 と 脳科学・心理学 あなたの脳に適した実践法とコツ

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こんにちは(´∇`)ハート

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先日の記事


引き寄せの法則と脳科学(1)

引き寄せの法則と脳科学(2)

引き寄せの法則と脳科学(3)



脳は外からの情報のつじつまを合わせて処理するので

私たちは真実の世界を見ることはできない
 

というお話をしました



この脳の”つじつまを合わせる”しくみをご説明しつつ

引き寄せの本質は脳科学・心理学的にはどういうことなのか

お話ししててみたいと思います (´-`)




引き寄せのコツである”対人での怒りの感情”を手放すためにも

知っておくと役に立つことですし

なぜ引き寄せが難しいのかもわかります

引き寄せが難しい理由がわかれば、何をすればよいのかもわかります




脳の仕組みにご興味のない方も よろしければ読んでみてください(´∇`)ハート




(今回の内容は脳の機能を なるべくわかりやすく単純化しましたので

脳科学的・心理学的に”厳密にいうと”正しい言い回しではない

部分もありますが ご了承くださいスマイル









幻聴や幻覚というと

脳の機能が狂ってしまったときに

見えたり聞こえたりするものだと思っていませんか?


でも実は、私たちも日々の生活の中で

普通に見たり聞いたりしているものなんです




たとえば・・



「無い!」とあわてて探した携帯が

目の前にあるのに目に入らなかったり


幽霊を怖がる子供が暗闇の中で何かを幽霊と見間違えたり


誰かに会いたくないと強く思って歩いていると

全くの別人が一瞬その会いたくない人に見えてドキッとしたり




そんな経験ありませんか?





なんだか不思議に感じるかもしれませんが

これはとても大切なな脳の機能の一つなんです





この機能をご説明するために


まずは卒中で左半身が麻痺してしまった患者さんの症例を見てみましょう




読むときに意識していただきたいのは

この患者さんは右脳の一部が壊れてその部分が止まってしまっただけ

ということです

脳の機能が狂った状態で動いているわけではなく

脳の一部が止まっているだけで

それ以外の部分の機能は正常に動いていて明らかに”正気”の方のお話です






(ここからの症例は
V.S.ラマチャンドラン博士- カリフォルニア大学 神経科学研究所所長
 「脳の中の幽霊」「脳の中の幽霊ふたたび」より要約・引用しています)






卒中によって脳の右半球の一部が壊れてしまい

左半身が麻痺した患者と博士が向かい合って座っています






博士 「今日の具合はいかがですか?」

患者 「頭がいたいです。」



博士 「どうしてそうなったのかご存知ですか?」

患者 「はい。私は卒中を起こしたからです。」



博士 「どうして卒中だとわかったんですか?」

患者 「2週間前に浴室で倒れてこの病院に運び込まれました。

    様々な検査の結果、卒中だと診断されたんです。」 



博士 「今はどうですか?」

患者 「もう大丈夫です。

    でもなぜか、周りの人はみんな・・先生もセラピストも息子までが

    私の左半身が麻痺していると言い張って困っています。

    今日の朝だってちゃんと自分の両手を使って顔を洗ったのに・・。」



博士 「歩くことはできますか?」

患者 「もちろんです。」

(実際はその2週間一度も歩いていない)



博士 「では右腕はどうですか?のばせますか?動かしてみてください。」

患者 「はい、動きます。」

(右腕を動かす)



博士 「では、左腕は動きますか?」

患者 「はい動きます。」

(左手は麻痺したまま動いていない)



博士 「本当ですか?」

患者 「本当です、ちゃんと動いてるじゃないですか。」



博士 「では今度は右手で私の鼻を触ってください。」

患者 「はい。」

(医師の鼻を右手で触る)



博士 「では今度は、左手で私の鼻を触ってください。」

患者 「はい。」

(左手は麻痺したままテーブルの上にある)



博士 「あなたは今、左手で私の鼻を触っていますか?」

患者 「ええもちろん触っていますよ。」



博士 「実際に触っているのが見えますか?」

患者 「はい、先生の鼻からほんのわずかなところに私の手はありますよ。」



博士 「では、両手で手をたたいてみて下さい。」

患者 「はい。」



博士 「今、手をたたいていますか?」

患者 「はい、たたいています。」



博士 「音が聞こえませんが・・。」

患者 「私は何をするにも大きな音は立てないんです。」







この患者さんは自分の左半身の麻痺を受け入れることができず

「否認」という状態になっています



このほかにも様々な患者さんがいます



「左手は動かせるのだけど今は腱鞘炎で動かせません。」



「歩くことはできるけど

私は人に命令されるのが好きではないから歩きたくないです。」



「この左手はきっと私の手ではなくて先生の手なんだと思います

だから私には動かせません。」



「さっき研修医が来て診察したときに

私の左手と死体の手を交換してしまったんです。」





その後この患者さんたちがこの否認の状態から抜け出して

自分の麻痺を自覚した後

”否認”の状態のときに患者さん自身のした発言(妄想)について質問すると

その記憶はすっかりなくなっていています



「私はうそなんてつきません。

私の左腕はずっと麻痺していたし、先生に聞かれたときも

動かないと返事をしていた記憶がちゃんとあります。」




と言うんです




これが脳がつじつまを合わせた結果 患者さんに見せた世界です

読んでいると脳の機能が狂ってしまったような感じがしますよね




でもそうではありません

この患者さんたちは右脳の一部が壊れて止まっただけ

それ以外は全く正常に動いているんです



脳が一部が止まっただけでは

その部分が幻覚や幻聴を作ったりはしません



どうしてこんなことが起こるのでしょうか?





(続きは次の記事で・・)




お読みいただきありがとうございました!!





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