セキセイインコ | Mar's Talk

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ああだこうだ、良いの悪いの、やいのやいの。

実家にいたころ、セキセイインコを飼っていた。

外の仕事をしていた父が、どこかから飛んできたインコを呼んでみたら、寄ってきたので連れて帰ったのだとか。


このインコ、前の飼い主にかなり甘やかされていたようで、餌は人の手からしか食べない。

鳥かごから出すと、すぐに飛んできて肩の上に止まりたがる。

何か食べていると、自分もほしがって食べ物に寄ってくる。

構うのをやめると、こちらの頭の上に乗り、くちばしで髪の毛を引っ張り、構ってくれとアピールする。

それと、なかなかのグルメで、みかんは甘いものしか食べなかった。

そんなに甘えたがりになるほど可愛がられたんだろうに、どうして逃げてきちゃったのか(苦笑)。


そして、よく喋った。

テレビの動物特集などで、自分の名前から住所、あるいは気の利いたセリフを喋るインコが出てくることがあるが、あんな感じだ。

いや、あいつの場合はそんなに明確には喋らなかったかな。

「ピーちゃん!」「ピースケッ!」「こんにちぃはっ」くらいか。テレビに出るには程遠い(笑)。


でもやっぱり可愛くて、結局オレがほとんど面倒を見ていた。

犬でも猫でも小鳥でも、いったん面倒を見ていくと、ついつい感情移入してしまう。

死んでしまったときは悲しかったし、今でも楽しかったことを思い出す。


ペットショップを覗いてみたら、セキセイインコがいたのでつい思い出してしまった。

飼いたくなったが、飼う訳にはいかない。

これまではなかったのに、今回の部屋の契約更新から、内容が一部変わったのだ。

これまでは、「犬や猫を飼ってはいけない」だったのが「犬や猫、小鳥を飼ってはいけない」と文章が直されていた。

まあ、朝っぱらからピーピー鳴きまくられたら、他の部屋の住人にも迷惑だしなあ。


しかたないから、どうしても飼いたくなったら、ピースケの思い出に浸るとするか(笑)。