以下は9月5日、Facebookに投稿したものです。 ただ今、決められたリハビリと、勝手に自主トレをやっている毎日です。

 取り急ぎご報告まで。


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 8月3日に発症、5日早朝に救急車を何とか自力で呼べ、搬送先の慶應義塾大学病院で「小脳の脳梗塞」と診断。

「即、入院です」と言われ、そのまま昨日の朝まで、同大学病院に入院しておりました。

「長かったな。1ヶ月近くもかかったのかよ」と思われるかもしれませんが。小脳の脳梗塞は意外にしつこく、入院生活はまだまだ続きまして(笑)。

そのまま昨日の昼前、緊急入院先の同大学病院から、JR東京総合病院へ転院しました。今はリハビリに励んでおります。

詳しいことは後ほど、改めて書くつもりですが、これでも驚異的なスピードで快復しているのだとか。

しかし、10月完全復帰は、やはり難しそうです。

10月講談教室だけは、医師の許可が得られれば「外出」という形で行けるかもしれません。

皆様もお身体に気をつけて。

私は子どもの頃から、No.1のリーダーよりも、No.2の参謀・副官的なポジションに惹かれます。
『ガッチャマン』ではG1号の大鷲の健よりもG2号のコンドルのジョーに、『ゴレンジャー』ではアカレンジャーよりもアオレンジャーに、惹かれておりました。
普通のお芝居等でも、主役よりも準主役に、ヒーローよりも悪役に惹かれることが多い。
活躍している人を見る場合もそうですし、自分がその立場になる場合でも、皆を引っ張っていくリーダーは嫌だし、私の能力・性格はそれに向いていないと思う。
No.2的なポジションだったらやってもいいかなと思うし、私は「皆を引っ張る」よりも、「皆が進む姿を最後尾から見て、皆が間違った方に進んでいないか確かめ続ける」ポジションが好きなようです。
 
そんなNo.2好きの私だからなのか、数年前に「西の正倉院みさと文学賞」で頂いた賞も、次席のMRT賞でした。
これについては「No.2が好きだから」というだけでなく、他に様々な理由があって、最優秀賞をもらうよりもずっと嬉しかった。
 
10月上旬、宮崎県都城市の都城市総合文化ホールが主催する「本とごはんのフェスティバル」というイベントが行われます。
このイベントでは、原稿用紙20枚以内の短編小説を募集しておりました。
第1席を取ると賞金3万円を貰え、10月3日(日)にこのイベント内で作品が朗読劇として上演されます。
幼少期の一部を都城で過ごし、都城にお世話になっている人もいて、都城にまつわる思い出もいろいろあり、都城に関する話をいつか書きたいと思いつつもそのままになっていた私は「これは良い機会だ!」と、この賞に応募しておりました。
賞が欲しかったというよりも、自分の思い入れのある場所について書く動機がほしかった。
これは「西の正倉院みさと文学賞」の時と同じです。
 
本日、その結果がポストに届いておりました。
結果は、第2席。「みさと文学賞」の時と同じです。
ほら、やっぱり私はNo.2が合う男!
私宛の審査結果通知書に
「賞金はございませんが、10月6日(日)『本とごはんのフェスティバル』開催当日、ロビーにおきまして作品をご紹介させていただく予定です」
と書いてあります。
どんな形で紹介してくれるのだろう??
ロビーにあらすじが展示されるのかな?
第1席作品の朗読劇上演も観たいから、この日、都城へ行こうかとも思っているが……この日は月に一度の講談教室の日と重なっているんだよなぁ。う~ん、どうしよう。
 
あ、そうえいば今日は8月2日。
審査結果通知が届いた今日の日付までNo.2という。
さらに「2024年8月2日」の2、2、4、8、2は、どれも2のみを素因数に持つ数。
ついでに、今日の授業は2時限目のみで。
今日は、No.2好きな私の、2に因縁のある一日でした。
 
『盆地で拍手』で第1席を取った馬場広大さん、おめでとうございます!!

http://mj-hall.jp/performance/2024/06/hongohan2024bosyu.html

 

赤穂義士伝の中に『雪江茶入』という話があります。神田松鯉先生がよく読む物語です。
この話、真冬の物語が多い赤穂義士伝の中で唯一、夏の話とのこと。しかも敵討ちはほとんど関係ない。赤穂義士伝の中では珍しい話ですね。
私が月に一度通っている講談教室では、7月から半年間、何と、この『雪江茶入』を習います!
もちろん、先生が我々アマチュア用に短く・やりやすく変えた台本ですが、有難い!!
 
この読み物、夏の話ということで、台本の最初の部分に「風入れ」「虫干し」という、晩夏、つまりちょうど今頃の季節を表す季語が出てきます。
もしかすると先生は、新しい読み物を教え始める季節に合わせてこの読み物を選んだのかも…… 
私の腕でこんな事まで考えるべきではないのかもしれませんが
「ストーリーには関係ないけど、夏の雰囲気も出したいよなぁ。晩夏の季語が入っているし、プロの俳人でもある松鯉先生に習うんだし……」
なんて思いながら稽古をしておりまして。
では、季節感を出すにはどうすればよいのか。
「浅野内匠頭様が、扇子で扇ぐ所作でも入れよっか」なんて安直な事も考えたのですが、それをやると、何となく、殿様らしい品格がなくなるような気がする。
そもそも、殿様は自分で扇がないかもしれない。この時代の殿様って、側に大きな団扇で扇ぐ家来がいたかもしれないし。エジプトの王様や中国の皇帝みたいに。
というわけで、季節感を出すには「どうすればよいのじゃ」と思っているところ。
 
それと、大石内蔵助をどう描くか、についても悩んでいて。
大石内蔵助、普段は「昼行灯」と言われるほど存在感が薄く凡庸な様子だが、実はかなりの切れ者……という事になっております。
今回の『雪江茶入』は、敵討ちの話ではなく、浅野内匠頭様が切腹する前の、赤穂藩の普段・日常に近い話。
となると、大石内蔵助は「昼行灯」として描いた方が良いのかもしれない。
しかし物語の流れからすると「見るからに切れ者」感を出してやった方がよさそうな気がするのですよ。
また、講談師さんたちは普段の大石内蔵助も「冷静沈着でリーダーシップのある切れ者」として描いているみたいだし。
これについても「どうすればよいのじゃ」で。
今のところ、「昼行灯」ではなく「見るからに切れ者」の方でやろうかなぁと考えておりますが。
 
……って、それ以前に、今回先生に見ていただく部分の台詞は大丈夫なのか?
普通に、まともにやれるのか?
先生から何度もご指摘を受けている私の悪い癖を出さずにできるのか?
季節感云々まで考えている場合なのか?
先月、先生から台本を頂き、先生に我々がやるのを見ていただくのは、今度の日曜、3日後なんだけど(笑)。
 
さてさて、3日後の教室ではどうなることやら