美(?)と健康(!)のためのダイエット作戦③ | セラピスト誌 編集部ブログ

美(?)と健康(!)のためのダイエット作戦③

7年程前におこなった、2年間で15キロ減のダイエット日記。
最終回の今回は、運動について、触れたいと思います。

前回、食生活だけで随分効果が現れたと書きましたが、やはり健康のために、そしてリバウンドをしないためには、運動も欠かせません(もちろん、美容のためにも!?)。

そうはいっても、なかなか運動をする環境になく、積極的に体を動かす機会を作ることができませんでした(ましてや継続するとなると、これは大変です)。
ところが、ダイエットをしはじめてから約1年が経過した頃、運良くその機会が訪れます。

当時、小学1年生になった息子が在籍していたサッカークラブの指導者たちが、いつも練習や試合にやってくる比較的熱心なお父さんたちを、コーチとして勧誘しはじめたのでした。

小学生のサッカークラブには、“お父さんコーチ”と呼ばれる人たちが、数多く携わっています。
その中には、プレイ経験のないお父さんたちも、含まれます。
プレイヤーとして活躍し、指導経験が豊富な方が、メインコーチとして指導を行う傍らで、そのお手伝いや子どもたちの教育などの役割が、お父さんコーチに求められるわけです。

私自身、子どもの頃は野球少年で、中学生以降はバスケットボールやスキーに熱中してはいたものの、サッカーは、いわゆる「サッカーバブル」(1993年のJリーグ開幕の頃)の少し前から観戦しはじめたレベル。
そんな自分が大丈夫だろうか?という気持ちを抱いたのですが、熱心な誘いと強い興味が勝り、何人かのサッカー初心者(熱心なお父さん)たちとともに、息子が在籍するクラブのコーチを行うことになったのでした。

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そうはいっても、指導者の勉強や、サッカー自体の技術の習得も、しないわけにはいきません。
そこで、審判や指導者の資格を取得したり、休みの日に子どもたちと学校を走り回り、気がつくと自然に、運動することが当たり前の生活になっていたのでした(でも、もうこの年になると、足技はなかなか上達しません!)。

また、サッカークラブの指導者になったことで、子どもたちやそのご両親、あるいは他のクラブの指導者との交流も盛んになりました。
セラピスト誌を通して、セラピストやカウンセラーと出会うことで、多くの人生勉強をさせていただきましたが、このサッカークラブのご縁で出会った方々との交流も、たくさんの喜びと気づきを与えてくれたのです。

こうして、食生活の改善と共に、今も続く休日の運動のおかげで、ダイエット後の体重は変わらず維持できており、美と健康のためのダイエット作戦は、とりあえず成功したといえるでしょう(美、かなり怪しいです…)。

改めて振り返ると、前回書いた「規則正しい食生活」の実践は、当初、かなりキツイものでした。
でも、その規則正しいリズムは継続することによって、当たり前になったのです(キツくなくなるんです)。

そして今回綴った、運動の継続のためには、運動そのものから得られる楽しみはもちろん大切ですが、その活動によって得られる、人との出会いや気づきがポイントとなるのではないでしょうか(あくまでも私の場合ですが)。

ちなみに、第1回目に書いたように、学生時代の体重は、社会人になり15キロも増えてしまいました。
その当時、久しぶりに出会った人たちの反応は、「!」や「笑」ばかり。

それが、ダイエットが成功し、学生時代の体重に戻ったことにより、周囲の反応は、「!!!」や「憧」に変わると思っていたのですが……。

「貫禄がなくなったね」と言われたり、
「やつれたね、大丈夫?」と心配されたりと、何故か今ひとつのものも…。

でも、サロンの取材中は、それほど暑くなくなり(汗は、やっぱりかいています……)、学生時代のように細身のパンツを履けたり、帽子が少しだけ似合うようになったり、良いことも結構ありました(他にも、まだまだありますよ!)。

そして何より、「40代の健康を30代で作る!」という誓いは、今のところ、成功したといえるのではないかと思っています。

(終)

稲村