すでに地上にもたらされている証拠を理性的に判断なされば、生命は本質が霊的なものであるが故に、肉体に死が訪れても決して滅びることはあり得ないことを得心なさるはずです。
物質はただの殻に過ぎません。
霊こそ実在です。
物質は霊が活力を与えているから存在しているに過ぎません。
その生命源である霊が引っ込めば、物質は瓦解してチリに戻ります。
が、真の自我である霊は滅びません。
霊は永遠です。
死ぬということはあり得ないのです。
死は霊の第二の誕生です。
第一の誕生は地上へ生をうけて、肉体を通して表現しはじめた時です。
第二の誕生はその肉体に別れを告げて、霊界へ赴き、無限の進化へ向けての永遠の道を途切れることなく歩みはじめた時です。
あなたは死のうにも死ねないのです。
生命に死はないのです。
不滅の個霊としてのあなたは、その肉体の死後も生き続け、あなたという個的存在を構成しているものは、全て存続するという事実を立証するだけの証拠は、すでに揃っております。
死後も立派に意識があり、自覚があり、記憶があり、理性を働かせ、愛を表現する力が備わっています。
愛は神性の一つなのです。
愛はその最高の形においては、神々しさを帯びたものとなります。
そして、生命と同じく、不滅です。