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ただ あるだけ

ただ 居るだけ

何も変わらない

何の意味もない

私は居ないみたい

私は居るだけで

私の意味はないみたい

佇んでるわけでもなく

進めないだけ

変わらないんじゃなくて

変われないだけ
わたしが

わたしを守ってるかぎり

受け入れてもらえない


わたしを崩すことが最善かもしれない

ただ、わたしじゃなくなるのが怖い

弱くなりそうで怖い
染まらない

消さない

混じらない

暗闇でも輝く黒に

雪よりもまばゆい白に


染められない

消されない

混じれない

肌に滲む赤と

タイルに落ちる陰と


色で馴染む

透明で浮き立つ

君と混じって溶けて調和

色のない私は
反射することもない

君を溶かすことも
君と混ざることも
君と並ぶことも
今日は

私 死んじゃえばいいんだ

と思った


久しぶりに思った


このまま 散ればいいんだ

繋がりたくない


何かと繋がったときから


情報とウィルスが止め処なく流れ込む


そこにはなにもない



消せない記憶が刻まれる





深き獄の心


決して戻れはしない


明日を触れない


自虐的敗北者




ただ悔しいのは

あなたが

別れたあの人に

少し似てるから



それだけ。

絡み合う肌


窓に映る藍色の空


同じ体温


超えそうで超えないline


甘く狂ったpsycho



小さく月に祈った


「どうか 沈まないで そのまま」


四角の空間


ピンクの痛みと快感


引き裂く太陽







今日の記憶が

思い出になる前に

繋いでおきたい


ただそれだけ



言葉とか

そんなんで

解かることじゃない



霞がかかったような

不透明な気持ち