マツダアクセラ ツイータ(TS-T420)設置 | さささっのブログ

さささっのブログ

さささっの日常を書いていきます


マツダアクセラXD(LDA-BM2FS)にツイータ(トゥィータ)を設置する作業を行いました.

アクセラ

TS-T420

以前, 音質改善工事において, スピーカーのカバーに穴を開ける作業を実施していました.

マツダ・アクセラ BOSEサウンド・システム音質改善

今回はそこに追加する形でツィータを取り付けていきます. なお, アクセラXDということで, BOSEサウンドシステムが標準装備となっていますので, この前提で話をしていきます.


今回購入したTS-T420は規格によると6Ωインピーダンスとなっています. また, 情報ソースが不明確ですが, 取り付け済みのBOSEのツイータ(元々ついているもの)は2Ωということです. (カーオーディオだとこんなに低いインピーダンスもあるのですね)

今回接続では「並列接続」を利用することとなります. また, ツイータに適した入力をするため, ハイパスフィルター(HPF)回路を経由させます. (HPFについてはTS-T420に付属してきます) その上でBOSEのスピーカーの+-線路に並列させるように接続することになります. 接続図を下に示します.

接続図


仮にスピーカーに虚数成分(インダクタンス)が含まれておらず, 単純な抵抗とおき全帯域においてのインピーダンスが常に一定である場合, この接続を行うと

全体のインピーダンス=(TS-T420)//(BOSE標準)=6//2=(6x2)/(6+2)=1.5[Ω]

となります. しかし, これは上の仮定にある中での話で, 同種スピーカー同士を並列接続したらこの数値が出る可能性はありますが, スピーカーはコイルで作られているため, リアクタンス成分が含まれていること, 公称インピーダンスは可聴領域内(20Hz-20kHz程度)の中で一番低いインピーダンス値(コイルのリアクタンス成分=2πfL[Ω](但しπ:円周率, f:周波数[Hz], L:コイルのインダクタンス[H])より, 周波数に依存) ですし, その一番低い値が出る周波数というのは口径などが違うスピーカーでは変わります. そのため,

・おそらくスピーカーの最小インピーダンス値が元々よりも大幅に小さくなることはない
・最大定格での大音量で鳴らすことがない


ということで, アンプの負荷等を特に考える必要はないのではないかと思います. (あくまで予想)


元々スピーカーの増設に適した設計ではないので, 取り付けは簡単にはできません. 配線図を元に作業を行っていきます. 極性を間違えても音はなりますが, 位相が反転してしまうことになるため低音が弱くなってしまいます.

※クリックすると拡大します.


配線は基本的にハンダ付けで行います. 車両側のカプラーは加工せず, BOSEスピーカーの端子部分に割り込む形でHPF(TS-T420)を取り付けます. ツイータ自体はスピーカーカバーに取り付けました.

取り付けた様子が以下のとおりです


音楽を再生した所, 音圧が特別上がることはなく「元々の高音が引きこもってしまうが, トレブルを上げると高音が刺さった音になるという問題」を解消できていました. また, マツダコネクト側の設定は以下の通りです.

好みがわかれるとは思いますが, トレブルを1段または2段下げた状態でも安定した音圧が得られました. なお, デットニング及びカバー加工(マツダ・アクセラ BOSEサウンド・システム音質改善)を行った上での状態ですので, 単純にこのツイータを取り付けた場合の音質等はわかりません.

より詳しい情報を知りたい方はコメント欄にて質問してください.

(2015/02/22 18時 記事作成)
(2015/02/22 20時 追記)