"Saving All My Love For You" - Marilyn McCoo | Down to the river......

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ホイットニー・ヒューストン (Whitney Houston)」逝去の突然の知らせに驚きと戸惑いを感じましたが、その後色々な報道を目にして、彼女の最初の全米1位となった「Saving All My Love For You (邦題:すべてをあなたに)」が、実はカヴァー曲だと知り更に驚かせられました。

今の今まで知りませんでした……(x_x;)。

これだけの名曲なのに、どうしてこれまで気が付かなかったのだろうか?

……恥ずかしい限りです。

原曲は「マリリン・マックー (Marilyn McCoo)」と彼女の夫 Billy Davis Jr. との1978年の3rd アルバム『Marilyn & Billy』の中に収録されているそうです。




Saving All My Love for You - Marilyn McCoo & Billy Davis jr.
(written by Michael Masser and Gerry Goffin)






このマリリン・マックー(とビリー・デイビスJr)は、「フィフス・ディメンジョン (The 5th Dimension)」の一員だったそうです。

フィフス・ディメンジョンと言えば、次の曲あたりが日本でも有名ですね。




Fifth Dimension - Up Up And Away (1967)






思えば、ホイットニー・ヒューストンの代表曲である「I Will Always Love You」も、1974年の「ドリー・パートン (Dolly Parton)」のヒット曲のカヴァーでしたね。

彼女に(映画のために)この曲をカヴァーするように勧めたのは、「ケビン・コスナー (Kevin Costner)」だったと思います。




"COUNTRY CLASSIC" 15 Dolly Parton - I Will Always Love You






カヴァーが原曲を超えることは滅多にありません。

その関係性は、映画が原作(小説)を超えられない、のと似ているような気がします。

振り返ると、ホイットニー・ヒューストンのヒット曲の少なからずが、かつての曲のカヴァーなんですよね。

そう考えると、カヴァーが原曲を超えるという「奇跡」を、彼女は何度も実現して来たわけで、彼女のような人が「天賦の才能」を持っている、と言えるのでしょうね。




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最後の「おまけ」として、マリリン・マックーがテレビ番組で歌った次の曲をご紹介します。

2009年にこのブログでもご紹介した、「David Pomeranz」作曲の「The Old Songs」です。



The Old Songs - David Pomeranz|Down to the river......



昔の古い曲に、かつての良き思い出を重ね合わせて、再びその再現を願うはかない想いは、ホイットニー・ヒューストンの死に際しての、今の僕の想いと同じです。




Marilyn McCoo sings "The Old Songs" by Barry Manilow






キャンドルの灯り、冷えたグラス——。
そして、もうすぐ彼女がやって来る……。
「もう一度やり直しましょう」と彼女が言ってくれるのを、
僕は待っているんだ。
だけど、もし僕の願いが彼女に届かなかったら、
あの頃の懐かしいシングル盤に針を落としてみよう。
あの歌が、楽しかった頃の思い出を蘇らせてくれるだろう。
彼女は僕とやり直す気になってくれるかもしれない……。





The Old Songs - David Pomeranz
(written by David Pomeranz & Buddy Kaye)