インフラ未整備のベトナム(その二)
2009-11-21 00:34:10 Theme: べトナム
「2009年もインフラは改善しなかった。来年も脆弱なインフラは経済成長にとって最大の問題となるだろう」
これは、ベトナムのグェン・タン・ズン首相の最近の談話です。ズン首相は「道路は悪路ばかり。電力・送電システムは需要を満たすことができず停電も多い。郊外では上下水道設備すら整っておらず、既存施設は低質だ」と続けます。
来年、いや将来のベトナムの安定した経済発展にとって、インフラの充実は至上命題だと思います。しかし、実際にはインフラ整備には多くの予算がかかる一方で、国家予算は限られています。
例えば、ベトナム南部沿岸のバリア・ヴンタウ省選出の国会議員は、「バリア・ヴンタウ省は近い将来に300億ドルの海外直接投資を呼び込むことが可能だ。しかし、それにはインフラの整備が不可欠だ。そしてインフラ整備には15億ドルの国家予算が必要。15億ドルの予算を使えば、300億ドルの海外直接投資を呼び込めるというのに、今、政府は問題を15億ドルもの巨大な予算を注ぎ込むのは是か非かという議論にすり替えている」と語ります。
ベトナムは(財政赤字を勘案しながらも)適切な長期的なインフラ整備戦略を持つことが必要です。例えば、ハノイやホーチミン市の交通渋滞は酷く明らかに経済成長の障害になっています。こうした渋滞を解消するには、海外から資金調達し、地下鉄などの公共交通網を建設するしかないと誰もが思っています。ベトナムのバブル崩壊による「ハイフォン空港国際化」の突然の中止も、長期的には外国企業への絶好の呼び水になり得ただけに惜しまれます。
ベトナムの弱点は、その大きな官僚機構ゆえに意思決定に時間がかかる。特に、思い切った長期的な戦略的投資決定能力に劣るということだと思います。
ベトナムには昔の日本のように広い視野からインフラ投資に優先順位を付けて確実に実行していく能力を持つ優秀な官僚組織が必要なのかもしれませんね。
これは、ベトナムのグェン・タン・ズン首相の最近の談話です。ズン首相は「道路は悪路ばかり。電力・送電システムは需要を満たすことができず停電も多い。郊外では上下水道設備すら整っておらず、既存施設は低質だ」と続けます。
来年、いや将来のベトナムの安定した経済発展にとって、インフラの充実は至上命題だと思います。しかし、実際にはインフラ整備には多くの予算がかかる一方で、国家予算は限られています。
例えば、ベトナム南部沿岸のバリア・ヴンタウ省選出の国会議員は、「バリア・ヴンタウ省は近い将来に300億ドルの海外直接投資を呼び込むことが可能だ。しかし、それにはインフラの整備が不可欠だ。そしてインフラ整備には15億ドルの国家予算が必要。15億ドルの予算を使えば、300億ドルの海外直接投資を呼び込めるというのに、今、政府は問題を15億ドルもの巨大な予算を注ぎ込むのは是か非かという議論にすり替えている」と語ります。
ベトナムは(財政赤字を勘案しながらも)適切な長期的なインフラ整備戦略を持つことが必要です。例えば、ハノイやホーチミン市の交通渋滞は酷く明らかに経済成長の障害になっています。こうした渋滞を解消するには、海外から資金調達し、地下鉄などの公共交通網を建設するしかないと誰もが思っています。ベトナムのバブル崩壊による「ハイフォン空港国際化」の突然の中止も、長期的には外国企業への絶好の呼び水になり得ただけに惜しまれます。
ベトナムの弱点は、その大きな官僚機構ゆえに意思決定に時間がかかる。特に、思い切った長期的な戦略的投資決定能力に劣るということだと思います。
ベトナムには昔の日本のように広い視野からインフラ投資に優先順位を付けて確実に実行していく能力を持つ優秀な官僚組織が必要なのかもしれませんね。





ベトナム商業の中心・ホーチミン市1区がこの調子ですから、その他のベトナム郊外の事情は推して知るべしというところです。











