清田浩伸OBが五輪代表2人(高橋萌木子&土井杏南選手)をロンドンに送り出す!! | 東京学芸大学陸上競技部 公式情報掲示板

清田浩伸OBが五輪代表2人(高橋萌木子&土井杏南選手)をロンドンに送り出す!!

土井杏南選手 (埼玉栄高校2年生) が、ロンドン・オリンピック代表に決定し、 「戦後最年少選手」 として、スポーツ紙や各種メディアで話題となっています。


土井選手とともに五輪代表となった高橋萌木子選手 (埼玉栄高→平成国際大→富士通) を指導する平成国際大学の清田(せいた)浩伸監督は、東京学芸大学陸上競技部 (短距離ブロック所属) の卒業生 (1985年3月卒) です。清田OBは、 「五輪代表選手」 を2人同時に輩出したのです。



また、過日の日本選手権の男子100mで、この種目では史上最多タイの4連勝を果たしてロンドン五輪代表となった江里口匡史選手 (熊本・鹿本高→早大→大阪ガス) を高校時代に指導したのも東京学芸大学卒業生の大城戸靖雄OB (2002年3月卒/混成ブロック) です。


話は、清田OBに戻りますが、自身のブログ (http://blogs.yahoo.co.jp/seita0111 ) の 「7月4日」 の書き込み (「オリンピック選手を育てた現役時代無名の指導者」 ) にもありますが、清田OBは現役時代に 「選手」 としては華々しい活躍はできませんでした。


が、大学卒業後に 「指導者」 として、その能力がどんどん開花してきます。


千葉・湖北中学校に勤務していた1990年には、男子4×200mRで 「1分30秒0」 の 「中学新記録」 のチームを育てました (中学生の「800mR」は、正式種目ではなくなったので、「1分30秒0」が今後も破られる可能性は非常に低いことでしょう)。

その後、埼玉栄高校に移ってからは、全国インターハイでの女子総合優勝をはじめ、各種目で数え切れないほど色々な全国クラスの大会での優勝者や入賞者を輩出しています。


「名選手、必ずしも名指導者にあらず」

と、よく言われますが、清田OBの場合は、この反対のケースで、

「名選手ならずとも、名指導者になれる」

ということの証明でしょう。


なお、「選手」 としてオリンピックに出場した東京学芸大学陸上競技部卒業生は、1952年・ヘルシンキ五輪・男子200mの細田富男OB (1947年3月卒/五輪代表時は「八幡製鉄」の所属/2008年7月27日逝去)、2004年・アテネ五輪・女子800mの杉森(現姓・佐藤)美保OG (2001年3月卒/五輪代表時は「京セラ」の所属) の2人。「選手」 としてではありませんが、2004年・アテネ五輪には下山田陽子OG (1996年3月卒) が陸上チームの 「トレーナー」 として帯同し、日本代表選手たちを連日サポートしました。


また、ロンドン五輪のあとに行われる 「ロンドン・パラリンピック」 の代表が7月3日に発表されましたが、そのマラソン代表になった和田伸也さんの伴走役として中田崇志OB (2002年3月卒) が、これまた代表(?)に決定しました。中田OBは2004年・アテネ・パラリンピックのマラソンでは高橋勇市さんの後半の伴走者として金メダル獲得に貢献しました。


清田OBが指導する高橋&土井選手、大城戸OBがかつて指導していた江里口選手、中田OBが 「伴走者」 として関わる和田選手、それぞれの選手のみなさんの 「ロンドン」 での活躍ぶりにどうぞご注目&応援ください。


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上記以外に、「世界選手権」 や 「アジア大会」 などの代表選手として 「日の丸」 をつけたことがある学芸大学関係者のことは、次の機会にでも紹介させて頂きます。


また、全国インターハイや全日本中学の優勝者や入賞者を輩出したり、各県・ブロック大会・全国大会での総合優勝や上位入賞の学校を指導し、まさに 「縁の下の力持ち」 として陸上競技の普及と発展のために全国各地で頑張っている学芸大学卒業生のことも、そのうちに紹介させていただきたいと思います。