卵かけご飯コンテスト | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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どうして日本人は生卵を食べるのが好きなのか?そんな疑問を持たれたことはないだろうか?日本料理は目で楽しむ料理であり、四季の美しさが料理によって再現される。料理は「酸味・甘み・苦み・辛み・塩辛み」の五つの味覚と、「黒白赤黄青」の五つの色を備えると共に、栄養のバランスを考え、自然が本来持つ風味を保つことを重視しなければならない。生卵を焼きも炒めもせずに、直接あつあつのご飯にのせ、適量の醤油をかければ、調理の手間も省けるし、卵の新鮮な味をそのまま保持できる。だが、生卵をご飯にかければそれで終わりだと思ったら、大きな間違いだ。今週、島根県雲南市の吉田ふるさと村で、「卵かけご飯」のイベントが盛大に行われた。

雲南市の吉田ふるさと村は、地元の卵や米の消費量を拡大するために、毎年十月の最後の日曜日に「日本たまごかけごはんシンポジウム」を開催する。このイベントには二つの見どころがあり、一つは全国から集まったレシピから入賞者を選ぶこと、もう一つは卵かけご飯が食べられる「試食会」の開催である。ふるさと村では、お客さんのために23種の卵と21種の醤油を用意しており、好みによって自由に選ぶことができる。このイベントは2005年から始まり、今年で七回目になる。今年の10月30日のシンポジウムには約2000名の人々が参加し、誰もが嬉しそうに目を輝かせていた。そのうち1082名が投票に参加し、日本一の卵かけご飯のレシピが選出された。「ツルッとパワー」と名付けられたレシピが一位になったが、これは二つの柔らかい温泉卵にかつお節とオクラとネギをのせたもので、たいへん好評だった。

だが、「ツルッとパワー」の受賞には、反対意見も飛び出した。温泉卵を使うのは、コンテストの規則に違反しているというのである。なぜそのような意見が出たのだろうか?まず、温泉卵とはどんなものか見てみよう。温泉卵は、約65度のお湯の中に卵を入れ、卵白がやや固まり、卵黄は固まっていないものを言う(半熟卵は、沸騰した湯に入れて短時間加熱したもので、蛋白は完全に固まり、卵黄は半熟状態である)。卵かけご飯の規定では生卵を使用することになっているので、温泉卵を使ったのは規則違反だと考える人がいたというわけだ。でも私は、食べてみておいしかったらそれでいいのではないかと思う。他にも、卵かけご飯を食べたときの笑顔の写真のコンテストを行った会社もある。めんどりたちが、人類に対して自分たちがこんなに貢献していることを知らないのが残念である。














笑顔でつながろう!フォトコンテス http://www.tamagokake.jp/smile/award/