うなぎのかば焼きもどき | THE SYOJIN~家庭で出来る精進料理~tokidoki非精進~

うなぎのかば焼きもどき



上がうなぎのかば焼きもどき

右はしば漬けの千切り。

下は昆布の酢醤油煮。


≪材料≫

ジャガイモ2個・味付けのり2枚・かば焼きのタレ(市販品)

揚げ油・・・適量




≪作り方≫

①じゃが芋は皮を剥き、水にさらします。

おろし機にかけてジャガ芋をすります。










②ボールにざるを張り、すったものを入れて、余分な水分をとっていきます。














③のりにじゃがいもを乗せます。

ビックリマークコテツのここがポイントチョキ

ノリは湿気やすいので、揚げる直前に1個・1個作るのが理想。

揚げ油が良い温度になってから、この行程をすると良いです。

乗してから、時間を置いておくと、のりに水分がしみて、大変なことになります。









④170度~180度の油で黄金色になるまで、揚げます。

⑤④を市販品のうなぎのかば焼きのタレにつけて出来上がりです。


ポイント音譜

本当のうなぎに似せようと思ったら、竹串でジャガイモを乗せた時に、真ん中に線を入れ、枝のように模様を入れると、それっぽくなります。また、揚げたものを、オーブンで少し焼いたら、香ばしさがまします。

このうなぎのかば焼きもどきは、本来、豆腐とやもと芋を使って、作ります。

けれど、この先いつか紹介させていただく、銀杏がんも・飛龍頭などの豆腐を使った料理は水加減が大変難しい。

 水切りした豆腐を使って調理するのですが、足りないと固まりませんし、水きりしすぎると、ぽそぽそしてしまいますし・・・。なので、料理教室をお願いされたりした時は、このじゃがいもをお勧めします。

 初心者では簡単に作れます。


コテツの料理豆知識(=⌒▽⌒=)

もどき料理・擬製料理

擬製って精進料理独自のもの・・・。肉や魚に似せて作る料理方法で有名なのは、「銀杏がんも」

永平寺修行時代も様々な犠牲料理を楽しませてもらいました。

鳥の唐揚の食感に似た大豆のすりおろしたもの。高野豆腐をとんかつのように揚げたもの・・・。

同じ様な食感でカロリーオフ・・・。

 決して、肉や魚が食べたいからって生まれた調理方法ではなく、素材の以外な旨味を出す料理が、この擬製料理です。