またしても久々の更新となってしまいました
ここ1,2年自分が保護に携わった子がお空に旅立つことが続いて、この子は果たして幸せだったのだろうかと後から考えることも多く、積極的な保護活動からは一歩引いている状態でした。
確かに新しく犬を迎える飼い主さんは犬を迎えたその日から幸せになることが出来ます。犬を迎えることが最大の目標であるからです。
犬を迎えた時点でその犬が幸せになったと勘違いしてしまう
特に保護犬から迎えようとしている飼い主さんはその傾向が強いように感じます。
当たり前のことですが【保護犬】という犬種はいません。
【保護犬】というブランドに惑わされず、自分の生活スタイルや住環境、経済状態などを考えて、どんな犬種を飼うことが出来るのかを検討し、少なくても直接犬と会ってからトライアル期間を経て、疑問があれば保護主さんと納得いくまで話し合って、悩んで悩んで悩みぬいて迎えて欲しいのです。
安易な気持ちで迎えれば、苦労するのは飼い主さんだけでなく犬も同様です。
犬は飼い主さんを選ぶことは出来ません
でも、犬の幸せは飼い主さんによって決ってしまいます
東京犬猫日和のSさんから「繁殖犬のラブラドールがブリーダーから飼育放棄された」との連絡を受け、てつわんで保護して新しい家族を探していく事になりました。
最初は何だか腰も落ちて冴えない様子でした
体全体が固く、腰も落ちて怯えた様子です
でも今はこんな感じです
すっかり笑顔になりました
6歳で繁殖犬引退。1歳の頃から年2回の出産を繰り返していれば10回は出産していることになります。
たくさんの仔犬を生んできただろうに、用済みになれば棄てる。何故一生涯面倒を見ようとしないのか不思議です。
以前も廃業をするとかで、引き取り手のないラブラドールを4頭ブリーダーからレスキューしたときも、申し訳ないという気持ちはさらさら無く、「オフ会とかあるんですか?行きたいなー」といっていた。
今回も最初は廃業するとかの話だったのが、しっかり繁殖用の若犬を残しているらしい
ブリーダー全部が全部とは言わないけれど、そういう感覚が一般的なんだろうなーと思ってしまいます。
そのうち天罰が下るでしょう
チョコちゃん(仮名)は嫌悪刺激で飼育されてきた形跡があり、人を信じるためのリトレーニングをしなければなりません。
でも、家庭犬として迎えられて人との関係がこじれた子よりは、外の世界を知らない分、素直で時間はかからないと思います。
「てつわん」を我が家と勘違いする前に、ブッとい糸で繋がれた新しい家族を探してあげようと思います
ボールのレトリーブは俄然張り切ります!!