てつさんのアスペルガー症候群奮闘記

私は35歳でアスペルガー症候群と診断されました。今までの生き難さがなぜなのか少しずつですが見えてきました。週1回、子の刻に更新されます。

 私は35歳で「アスペルガー症候群」と診断されました。


 アスペルガー症候群は自閉症スペクトラムの中で、知的障害や言語障害のない人のことを指します。


 広汎性発達障害の一種です。


 当事者の視点で当事者の過去を振り返る作業を当ブログではやっています。広汎性発達障害でお困りの方に私のパターンがこうだったと言うことを発信することを主たる目的にしています。


 アスペルガー症候群にも100人いれば100通りの考え方があるため、必ずしも私の書いていることが当事者に当てはまるとは限りません。その点はご了解下さい。


(お願い)


 当ブログはリンクフリーです。ただし、当ブログの記事を引用される場合は必ず事前に私の了解を得てください。


 コメントは承認制です。運営者の私が適切であると判断したコメントのみ公開されます。

 


 文章だけで長くなりがちですが、どうぞよろしくお付き合い下さい。


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前回の続きです。

 この事業所に通うようになってすぐパソコン入力の実習が入ったことは以前の原稿でも書いた。この実習先が車で30分ほどかかる場所にあった。この実習は週2回で2人なので週1回ずつ交代で行くことになり、火曜日が私で金曜日が山岡さんと決まっていた。山岡さんは口数は少ないがワイルドなタイプで私に負けないくらい背が高い。

 この実習の担当が谷さんという人でこの事業所では施設長に次ぐ役割を担っていた。車で送り迎えをする途中は私が過去にやっていた仕事の内容などについて聞かれることが多かった。私は保険医の構成する団体で約10年働いたこと(詳しくは新人期から中堅後半まで)、エレクトロニクス総合商社で約1年半(詳しくは再スタート期)および精神障害者向け事業所3か月(詳しくはPSW新人期)の正職員履歴があることを話した。その後精神疾患で入院して現在は年金(2級)をもらいながら細々と生活していることも話した。

 細々とと言っても年金が月額12万円と工賃が2万円強、オークションの売り上げが5万円前後ある(注:仕入れゼロ)ので生活には直ちには困らない水準の収入だった。

 私が精神保健福祉士の資格を持っていることは通所開始前の面談で話していたが、資格証明書などの証拠書類は何も見せていなかった。当初の話では登録証を見せてほしいという話にもならなかったので見せなかった。

 この事業所では作業は安定して受けており、作業が途切れて待機時間になることは少なかったが(←以前勤務した事業所では多かった)待機時間になったときには求人広告などで求人を閲覧したり、履歴書を作成するなどの練習に充てられていた。私は履歴書の作成には慣れていたので別に練習しなくてもスラスラ書ける。求人の閲覧は言うまでもなく精神保健福祉士での求人を探していた。京都では有料の求人広告ではほとんど求人が出ていなかったが南大阪地区では複数の求人が出ていたので驚いた。ただ遠くて通えない案件が多かった。送迎バスなどもあるところもあるが車で通勤することを想定している求人もこの地域では多いことが分かった。

 私はこの時にスラスラと書いた履歴書を施設長に見せることにした。ここで私が嘘で精神保健福祉士を名乗っていると思われても嫌なのでここで精神保健福祉士の登録証のコピーを添付することにした。今は自宅のプリンターで容易にカラーコピーが取れるのでカラーコピーを添付する。この登録証はコピーしたら正本では光る部分が光らなくなるので見る人が見たらすぐにコピーだと分かるようになっている。

 履歴書を渡したら職歴も目を通していたがやはり登録証が気になるようだった。精神保健福祉士の資格を持つ人が利用者で来ることは珍現象らしく事業所側も私を精神保健福祉士として仕事を積極的に探すことになった。

 ちなみに病気になって回復してから精神保健福祉士を目指す人は多くいるが、精神保健福祉士になってから精神疾患で入院することになる人は珍しい。ただ自身の回復に向けて自分の知識が役に立ったことは事実である。

 まずは最初の3か月は体力の回復が最優先課題なので事業所に休まずに通うことを1番の目標に掲げていた。


 話は次回に続きます。



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前回の続きです。
 
以前のテーマで私が障害年金の3級を受給していることを書いた。申請から1年が経過したら額改定の請求ができるようになるので年金事務所に行き診断書と額改定請求書をもらい、障害年金を2級に改定してもらうべく手続きをすることにした。

額改定の請求書と言っても病名や住所等を書く欄があるだけなので最も重要な書類は医師の診断書であることは新規裁定の時と変わりはない。私の場合は新規裁定の時と額改定請求の請求の時で医師が変わっていたので新たに医師に説明して診断書を書いてもらうようにお願いしなければいけなかった。

 私の場合はどちらもお願いしたとおりに書いてくれる医師だったが、面倒な書類であることもあってなかなか書いてくれない医師もいるらしい。基本的には書いてもらうようにお願いするしかないのだが、どうしても書いてくれない場合には医師を変えるしかない。ただ新しい医師との間で信頼関係を構築するのに時間がかかるので、すぐには書いてもらえず年単位の時間がかかってしまうことになるがやむを得ない。

 この年の5月ごろには額改定の請求手続きを終えていた。驚くほどあっさりと受理されたのであとは審査の結果を待つだけとなった。精神の診断書を書いてもらう際のポイントがあるので以前の原稿で書いたものを再掲したい。

この診断書は医師も頭を悩ませるほどの厄介な文書である。医学的な所見のほかに生育歴や日常生活能力についても詳細に書く欄があって非常に時間と手間のかかる書類である。それに伴って診断書の料金も7000円前後と高額である。高いところでは1万円(税抜)というところもあるらしい。私の通っている医療機関は5800円(税込)だった。

精神の障害年金の診断書で重要なのは表面の医学的所見もさながら、裏面の日常生活能力欄がかなりのウエートを占めている。これらをこの辺りでチェックを入れてほしいとお願いして診断書を書いてもらうと医師も楽で認められやすい診断書になる。日常生活能力欄は10項目ほどあるが、単身で生活した場合を想定しているので普段家族にしてもらっていても自分でできるかどうかで判断されるので注意が必要である。

私は新規裁定の時も日常生活能力の欄はこの辺りにチェックを入れてくださいと鉛筆で薄く書いてお願いしてそのままチェックをしてもらっていた。

この額改定の診断書も同様にチェックを鉛筆で入れてこの通りチェックを入れてもらうことにした。医学的所見もある程度症状に○を入れられるようになっているので自分に当てはまりそうなところを○を鉛筆で薄く書いてつけてもらうよう頼んでいた。

私は診断書を年金事務所でもらった後に上記表面医学的所見の○印と裏面日常生活能力にチェックを入れてこの通りに書いてくださいと医師にお願いすることにした。当然のことながら2級が通るような内容でお願いすることになる。

 私の場合はお願いしたとおりに○印やチェックを入れてくれたので簡単に確認するだけでもらったその足で年金事務所に提出に行った。

年金というものは老齢、障害、遺族すべて共通で言えることは支給時期で偶数月の15日支給と決まっている。15日が土曜日や休日になる場合は繰り上げられる。

私は以前の原稿で書いたように就労移行支援に通所するようになったのが8月の下旬で9月に入って前回のパソコン実習も含めて少しずつ体力も回復しつつある段階だった。

そんな9月のある日に年金が支給される口座をチェックしていると9月15日に年金が13万円ほど振り込まれていた。はじめて支給が決まった場合や額の改定があった場合等にはこのように奇数月に年金が振り込まれることもある。

この9月に支給された年金は6月と7月分の障害基礎年金に相当する額である。年金は後払いで2か月分まとめて支給されるので例えば4月に支給される年金は2月と3月分となる。私は額改定請求で2級がこんなにもあっさり認められるとは思わなかったので驚いた。これで支給は2か月に1回だが毎月の年金支給額は約12万円となり、当面家計の運営に困らない安定した生活が担保されることになった。

私の場合統合失調感情障害で入院が2回入るなど症状の悪化が証明しやすい状況にあったのも今回の請求では有利に働いた。

私は精神保健福祉士でまずは自らの経済的安定の担保という重要な課題をクリアできたことは大きな自信につながった。ただ詳細は後述するがこれがプラスにばかり働いたわけではなかった。



話は次回に続きます。



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前回の続きです。

本文中に出てくる人物の名前はすべて仮名です。

私が通所を開始したころにたまたまパソコン入力の作業の実習の話が来ていることは前回の原稿で書いた。これは障害者就業・生活支援センターの紹介によるものだった。その話がたまたまこの事業所に来ていた。

パソコンのスキルがある程度ある人を2人ほど探しているようで私は職歴も事務職で10年ほどあるのでパソコンは人並みくらいにはできることから行ってみないかという話になり、私もほかに行く人がいなければ行きましょうというということで話が決まった。

もう1人は山岡さんという30歳くらいの男性だった。障害者就業・生活支援センターとの事前の顔合わせの時には手帳の種別を聞かれたので精神障害者保健福祉手帳であることを告げた。まだ来たばかりなので事業所側もほとんどアセスメントもできていない状態だったが私は実習に参加させても問題ないと考えていたようである。もう1人の山岡さんは療育手帳でパソコンは検索程度に利用しているとのことだった。

 実習内容はというとスポーツクラブで過去の紙媒体のデータを住所氏名等を入力してデータベースを作成してほしいというものだった。私にとっては簡単な内容だった。

 後日このスポーツクラブと障害者就業・生活支援センターの人と事業所の職員と我々2人で顔合わせを行うことになった。この場ではこの2人がどんな障害を持っているのかについても説明がある。山岡さんは発達障害らしい。私は統合失調感情障害なのでそれぞれ特性などについても説明があった。

 顔合わせが終わってこの2人でよければ翌月からデータ入力の作業を開始することになっていた。特に先方にとって問題なかったようでそのままこの2人で参加することに決まった。

 一方事業所内での作業は100円均一などで売られているパッケージの枚数を数えたり袋に入れたりする作業が多かった。私は慣れないながらも徐々に作業の流れをつかんでいき、少しずつ作業はできるようになっていった。

 この事業所は工賃も高いので収入も上げなくてはいけないから作業が止まることなく次の作業が来るようになっていた。時には配送で納品や引き取りなどに一緒に行くこともあった。私は行ったことがないがこの事業所は畑も持っていて農作業の手伝いもあった。

 私はこの事業所との面談の時に精神保健福祉士の資格を持っていることを話したが実際に登録証のコピーを見せたわけではないので信用されているかどうかは分からなかった。

 この当時はこの事業所ではパソコン講座などパソコンスキルの獲得を目指す訓練などは行われておらず、ひたすら作業での訓練だった。

 私は通院を京都でしなければいけない(自立支援が京都市)ので、月2回の通院があるときは休んでもいいという話になっていた。中には通所開始してすぐに体調を崩して休みがちになる人もいる中で私は上記通院の休みは除いて訓練には参加して入院で大幅に失われた体力の回復を図っていた。


 話は次回に続きます。


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