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 前回の続きです。

 

この日は生活介護の体験だった。生活介護は比較的障がいの重い人が通所する場所で、私は社会福祉士の実習でも自閉スペクトラム症の重度の人が多く通所する生活介護の事業所で実習を行った。前述のとおりある程度の成果は挙げることができた。

 

 この事業所は身体障がいで車いすの人やてんかんでヘッドギアをつけている人もいた。まだコロナ禍真っ最中なので衛生管理にはうるさくて利用者の手洗いなども介助が必要な人がいてやり方を教えてくれるが手が硬直していたので決して簡単ではなかった。

 

作業は糸を巻くような作業やボールペンのようなものを組み立てるような作業が多かった。この部門では職場体験で来ているのにほとんど仕事のやり方を教えてくれなかった。

 

 午前中にはてんかんの利用者が意識障害の発作を起こしてうつむいてしまった。このような場合ほとんどの場合気道を確保しておけば5~6分で収まる。私はそれを知っていたので別段慌てることなく対処できた。

 

 午前中の作業が終わったら食事の介助をやってくださいということになった。私は食事の介助はやったことがないことを伝えてもやり方を簡単にしか説明してくれなかった。対象者は前述の車いすで手の硬直があって自分で食事をとることが難しい人だった。

 

 いつも担当している職員さんはチラチラ私を見ながら他の作業をしていた。そこで食事を飲み込みやすいように体位を変えようとしていたらその食事介助を見ていた女性職員に大声で「そんなことはしてはいけません」と説明もしないのに怒鳴りつけて来た。

 

おまけに初めてなので手間取って時間がかかるので「もう時間がないので昼食に行ってください」と言われた。これは私がこの事業所で働きたくないと思った瞬間だった。社会福祉法人で立派な車も何台も保有している大きな法人だったが人を大切にしない福祉事業所はダメだと思った。

 

 その後は午後の作業を行ってから送迎の添乗を行うと時間が来たので記録を書いて2日目は終了となった。生活介護はこの1日で終了として残りの2日は就労継続支援B型で体験することになった。

 

 話は次回に続きます。

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 前回の続きです。

 

隣町のI市の事業所(社会福祉法人)に就労継続支援B型と生活介護を職場体験することに決まった私は自転車で向かうこととした。隣町と言っても自転車で30分ほどの距離で国道沿いを走るが歩道があるので安全である。

 

有名なラーメン屋さんが近くにあるということで場所はすぐに分かった。時間は9時から4時で食事代自己負担で終了後レポートも書かなければならない。体験なので賃金は発生しないほか、事業所には社会福祉協議会から費用が出ているものと思われる。

 

 オリエンテーションが行われてから就労継続支援B型で1日目は体験することになった。以前行った高齢者向けデイサービスでは午前中入浴が行われるので待っている人や終わった人は比較的暇なので塗り絵などをやっている人が多かった。自己紹介をして塗り絵をひたすらほめればいいので楽だったが、今度は若い人たちが多いので私のことに興味津々だった。

 

最初はどう接すれば分からないので1日の流れをつかむことを目標としていたが、それでは体験機関が1日と短いので得られるものが少なくなってしまう。作業はパソコンなどのアダプターをひたすら磨くだけというものだった。この事業所では大人なのに支援員のことを「先生」の肩書で呼ばせていて私は強く違和感を持った。

 

 休憩時間は自己紹介をすることもできず、利用者とリバーシをしたり一部の利用者と話すだけで終わってしまった。午後も同じ作業で終わりの会が30分ほど行われるがそこでも私は大きく動くことなく終わってしまった。

 

 レポートを書いて担当者に出すと、「経験があると聞いていましたがやや消極的ですね。明日は生活介護を体験していただきますが、今日で1日の流れはつかめたと思うのでもう2日ほど体験してみませんか」と言われたので私はこの提案を受け入れることにした。

 

 話は次回に続きます。

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前回の続きです。

 

前回の地域包括支援センターの求人は本当に未経験だったが面接をしたいので来てくださいという書類選考通過の連絡が来た。

 

福祉の業界に限った話ではないかも知れないが、国家資格を持っているだけで書類選考があっても通過率は高くなる傾向にある。

 

ただ今回の面接は自宅から約10キロ離れた山奥の本部に来てくださいという話になった。電車はもちろんバスも走ってない場所で、私は向精神薬を服用しているので車で行くこともできない。仕方がないので片道約1時間かけて自転車で行くことになった。

 

6月の最高気温30度を超える真夏日で、オールシーズン着られる紺のスーツを着て山道のアップダウンの激しい道のりとなる。

 

 無事時間までにたどり着くことができた。面接ではあまりにも暑くて疲れたので何を聞かれて何を答えたのかも覚えていない。この状態で帰らなければいけないことも精彩を欠く面接になってしまった。完全クローズで応募したが視線が合わないところなどは見抜かれていた。面接が終わると山道を暑い中スーツ姿で汗だくになって帰宅した。

 

 面接後数日経ってから予想通りではあるが応募書類が戻ってきた。

 

 このままでは就職への道は遠いなあと思いながら就労継続支援B型の職員とも相談しつつ社会福祉協議会が行っている職場体験の事業に参加を検討することとした。私は過去にこの制度を使って高齢者向けデイサービスの体験を2カ所で1日ずつ行ったことがあってとても勉強になったことを覚えていた。

 

 そこで自転車で通えそうな就労継続支援B型と生活介護をやっている事業所が隣町のI市にあったので担当者に電話をすると翌週に面談と見学をするので1度来て欲しいと言う話になった。

 

この制度は大阪府の場合年間最大10日まで利用できて利用可能な施設リストを見ながら選ぶことができる。複数の施設を選択することも可能である。

 

そこで何日体験したいか聞かれたので就労継続支援B型と生活介護を1日ずつ希望すると福祉分野での経験があるか聞かれたのであると答え、資格の有無については聞かれなかったので答えなかった。

 

 話は次回に続きます。