幼稚園児でもわかる問題
①精神薬は病気そのものを治せない
②精神薬は副作用が強く、人の脳に影響する
患者は、精神薬を飲むべきだろうか?
精神薬には、向精神薬、抗うつ薬、精神安定剤、睡眠薬、睡眠導入剤が含まれる。
ここでは、脳に作用するものを精神薬と呼ぶ。
私は、薬でうつ病など心の病が治ったという人を見たこともないし、聞いたこともない。しかし、薬で人格が崩壊しだめになっていく人は山ほど見ている。
最初は、病気がひどくなっているのだと思っていたが、事実は、精神薬が脳に影響し数々の副作用のため、その人をだめにしているのだ。
どんな薬でも主作用だけでなく、副作用もあることは知っていると思う。
風邪薬を飲めば、熱は引くけど、ぼーっとしたり、だるくなることを考えてみればいい。精神薬は、この風邪薬に似ている。
風邪薬は風邪そのものを治すわけではない。熱や痛みをやわらげるだけである。
抗うつ薬は、うつ病そのものを治すのではなく、うつの気分を一時的になくすものだ。
しかし、精神薬は風邪薬のようにことは単純ではない。
複雑な人間の脳に作用するので、抗うつ薬がすべての人に効くわけではない。
中にはその人に合った、効くもの(だいたい、三環系といわれる昔の作用の強い薬、「副作用がない」と宣伝された最近のものは主作用にも効かない)も出てくるが、うつ気分が一時的になくなるとはいえ、病気そのものがなくなるわけではないので、ずっと飲み続けることになる。しかし、脳や身体に耐性といって、だんだん効かなくなるので、さらに量が増えたり、違う薬をたくさん試すことになる。
一方、薬の副作用も、精神薬の場合は脳に作用するので、ぼーっとして判断力が鈍ったり、感情が平板化するということがおこる。上記のように、うつ病の患者さんは、まずうつに対する効果が欲しいので、抗うつ薬を常時飲む。風邪のように簡単に治るわけではないので、それを何年、何十年と飲み続けることになる。どうなるかというと、常にぼーっとして感情の起伏がない人間になってしまう。
いわゆる精神障害といわれるものは、実は薬によってつくられている。
もっと怖いのは、効く抗うつ薬が見つかったとしても、それを飲み続けると、今度は逆に躁状態を引き起こすので、大変なことになる。気分が落ち込みうつだった人がこんどは逆にハイテンションで買い物をしまくったり、多弁で脈絡もないようなことを語りだす。自然な感情でそうなっているのではなく、精神薬という化学物質が作用してそうなっているので、そのハイテンションも不自然になるのは当然だ。いわゆる明るい愛すべき人間とはほど遠い。
うつ→そううつ(双極性障害)になる人が激増している。薬のせいである。
統合失調症の場合は、もっと強い劇薬を飲まされるので事態は著しい。
自閉症、知的障害、発達障害、人格障害、その他パーソナル障害は生まれつきのものなので薬を飲むこと自体全く意味がない。
精神薬は脳に作用する。脳とは理性など判断力だけでなく、人間的な感情、食欲、性欲、睡眠欲など現代社会に必要な部分が多いので、その人の人生を狂わすことになる。
①精神薬はその病気を治さない(風邪薬のように)
②精神薬は副作用が強く、とくに脳に作用する
ということを考えれば、「飲まない」という選択しかないと思う。
精神安定剤、睡眠薬、睡眠導入剤も同じである。
人の感情に作用し、依存性があるので飲むべきでない。
では、どうしたら精神疾患が治るのか? 私はいくつかアイデアをもっているが人によって違うのと、いちがいに言えないので、個別に問い合わせてもらえたらと思う。
しかしイメージとしてはこうだ。例えば不眠を例にとると、不眠を睡眠導入剤で解決しても、今度は飲み続けなくてはならないので「治らない」ということになる。旅先で持ってこなかったり、医者が処方してくれなくなると大変だ。しかし、日光の動きとともに生活し、適度な仕事、運動、食事をしていれば不眠ということはなくなる。悩みが不眠を生み出しているのなら、悩みの原因をなくすか、自分が変わって悩みを悩みと思わない思考にすることで、不眠という症状が根本から解決されることになる。
人間の思考、感情は薬を飲めば解決するほど単純ではない。
こういった、現代社会では「めんどくさい」「どろくさい」と言われる方法が解決の鍵を握っている。
でも安心してもらいたい。私の感触では、本人が「心から治りたい」と思うとき
すべての精神疾患は治療可能だ。
しかも、根治。寛解とか再発のおそれではなく、二度とならないというレベルまで行くことができる。
その絶対条件は、「薬をやめる」ことだ。
これは私が20年臨床をやってきてたどりついた結論だ。
では、なぜ精神科は薬を出すのか?
それは、精神科は医学ではなくビジネスであるためで、以下のサイトを読んでほしい。