皆さん、こんにちは!鉄道オヤジです。今日も良い天気ですね・・・。外を歩いていると、暑いくらいですが、スッキリしない天気よりは良い気分になれますね。\(^_^)/

ところで、「鉄道オヤジ」と名乗っている通り、私は鉄道ファン、とりわけ「乗り鉄」なのですが、最近は、ローカル線を乗りに行く傍ら、「廃線探訪」も1つの楽しみにしています。「廃線」とは、以前は存在~運行していたものの、諸々の事情で「廃止」されてしまった鉄道路線のことです。そうした路線は、廃止されてからの年月とか、その地域の状況によっては、今でも「名残」を残していることもあって、そういう「名残」を探して歩いてみるのが、最近の私の楽しみであったりします。

影響を受けたのは、鉄道ファンの間で有名な「宮脇俊三さん」という方が著した「鉄道廃線跡を歩く」というシリーズの本で、この本を読んでみて、「自分もこういう廃線跡を歩いてみたいな・・・」と思ったのがきっかけだったわけです。

ごく普通の人から見れば、「そんなことして何が楽しいの?」と思われるでしょうし、すごくそれは当然な気がするのですが・・・たぶん、私が廃線跡歩きで楽しさを感じるのは、「かつてそこに鉄道が走っていた」ということに「ノスタルジー」を感じさせられるから、ということだったり、だいぶ前に廃止されたにも関わらず、いまだに何らかの「名残・痕跡」を残している、それを見つけたい・・・という「探検心」を駆り立てられるからなのかな・・・なんて自己分析しています。(^▽^;)

まぁ、何はともあれ、今回は、今年のゴールデンウィークに行ってきた、九州の大分県~熊本県の山間を走っていた「宮原線(みやのはるせん)」を軽く紹介してみたいと思います。行ったのは、5月1日・2日ですね。

宮原線①

 
まずは終点だった、「肥後小国(ひごおぐに)」駅です。今では、「道の駅ゆうステーション」となっていますが、このような駅だった名残が、少しだけ残されています。ここからしばらく歩いていきますと・・・

宮原線②

 
このようなトンネルが現れます。ちなみに「小国町?」のホームページによると、この廃線跡は、ゆうステーションから木魂館という施設までの間の約2キロ、遊歩道に整備されている・・・というふうになっているのですが、見ての通り、「廃線された当時のまま」という印象が大きいです。まぁ、その方が良いのですが・・・。線路が無いだけで、いかにも廃線跡という感じがしますよね。

宮原線③

 
しばらく歩いていきますと、このような橋が現れます。間違いじゃなければ、「幸野川橋梁」のはずです。宮原線にはこのような橋がいくつかあるのですが、いずれも、「鉄」ではなく、「竹」を骨組みにした「竹筋橋」だと言われています。戦時中の資材が無かった頃に作られたそうです。

宮原線④

 
さらに歩いて、木魂館のあたりです。「北里橋梁」になります。遊歩道として整備されているのは、このあたりまでです。

宮原線⑤

 
そして、北里駅跡です。跡と言っても、多少、保存用に、駅名標などが修正されているようですが・・・。

宮原線⑥

 
ここからはレンタサイクルですが、さらに先に進むと、「堂山橋梁」があります。そしてすぐそばには・・・

宮原線⑦

 

宮原線⑧

 「塩井川橋梁」があります。橋の橋台には、「有形文化財」のプレートが埋め込まれています。
 

宮原線⑨

 
 そこからすぐそばに、トンネルがあります。(通行禁止)この写真の手前には、県道?があって、道を横切る形になっています。

宮原線⑩

 
堀田橋梁です。この橋は、ちょっと一部が取り除かれていて、廃線跡というのを色濃く感じます・・・。

宮原線⑪

 
ここからは、日を改めた上で、別ルートでめぐったのですが、「宝泉寺駅跡」です。「宝泉寺温泉街」の入口に位置していますが、駅舎はまだそのまま残っています。

宮原線⑫

 
宝泉寺駅の横側を撮影しました。信号機がモニュメントとして残されています・・・。

宮原線⑬

 
 しばらくいくと、「町田駅跡」があります。線路の跡は、道路として再利用されています。

宮原線⑭

 
 久大本線との分岐付近にある、川を渡る部分には、橋があったであろう場所に、橋台が残っています。

宮原線⑮

 
 かつて、宮原線が分岐していた「恵良(えら)駅」です。ホームには、宮原線用のホーム跡が残っています。

宮原線⑯

 
 恵良駅の駅舎です。駅舎はけっこう新しく作り直しているようで・・・。

豊後森扇形機関庫

 
 最後に、直接、宮原線とは関係ないんですが、恵良駅の1つ隣にある「豊後森駅」にある「扇形機関庫」です。かなりの歴史的建造物で、文化財として保存することが決まったようです。

駆け足で紹介してしまいましたが、廃線跡歩きの様子が、ちょっとだけでもわかって頂けたでしょうか。これからも、これまで私が歩いてきた廃線跡を、少しずつでも紹介していけたらいいな、と思っています。宜しくお願いします。

今日もここまで読んで頂き、ありがとうございました。ではまた・・・。