自動排泄処理ロボット登場、、「アスフカケツノ」??? | TeTe-News

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 『マインレット爽 (さわやか)』 という自動排泄処理ロボットの販売が、1月7日から開始されます。

 『マインレット爽』 は、介護が必要な方に紙おむつと同じ要領で専用カバーを装着。排便・排尿した際、おむつ内のセンサが感知して、寝たままで排泄物の自動吸引と局部の洗浄・除湿ができる全自動の排泄処理ロボットです。

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 衛生的な介護環境を創出するため、当商品は、排泄物を吸引し、洗浄水を加熱・送風する本体装置と、排泄物を溜める衛生ユニットに分けたとのこと。
 本体と、排泄物を吸引して溜めるタンクを完全に分離した自動排泄処理ロボットは世界初となるそうです。

 このロボットは、仙台の株式会社エヌウィックが開発・製造したものですが、大和ハウスが総販売代理店として、福祉機器のレンタル事業者などに販売するということです。


 大和ハウスは、かなり早くから“ロボット”に着目して研究開発に取り組んでいました。

 2008年10月より、CYBERDYNE株式会社が製造・販売する 「ロボットスーツHAL 福祉用」 を、介護・福祉施設等に向けてリース・レンタル販売しています。

 また、2010年11月には、株式会社知能システムが製造・販売するセラピー用アザラシ型ロボット 「パロ」 の販売を行っています。

 大和ハウスの凄いところは、本業とは少々毛色が違っていても、必要だろうと考えればとにかくやってみるということだと思います。

 自分でできなければ、他社の製品も市場に投入していこうという精神が原動力になっているように思います。


 「アスフカケツノ」という言葉が出てきました。

  明日の社会に不可欠なことは何かを考え、今後手がけるべき新規事業の頭文字をつなげたたものだそうです。

 ア (安全・安心)
 ス (スピード・ストック)
 フ (福祉)
 カ (環境)
 ケ (健康)
 ツ (通信)
 ノ (農業)

 今後、これらの事業に取り組んでいくそうです。


 株式会社エヌウィックは、齋藤徳雄氏が1998年に自動排泄処理ロボットの開発のために立ち上げた会社で、2001年には、宮城県の補助事業の認定を受け、岩手大学工学部福祉システム工学科の大井川宏明教授の協力を得て、研究・開発を進めてきたそうです。

 経済産業省と厚生労働省の 「ロボット技術の介護利用における重点分野」 という施策は、こんな動きを後押しすると思うのです。


【お問い合せ先】
 大和ハウス工業株式会社
 ヒューマン・ケア事業推進部 ロボット事業推進室
 TEL:0120-556-308
 URL:http://www.daiwahouse.co.jp/robot/minelet/index.html