泌尿器の専門病院、『コンセプトは優しさ』 | TeTe-News

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 6月23日、IMSグループ 『東京腎泌尿器センター大和病院』 の内覧会・竣工祝賀会にお邪魔しました。

 『人と環境に優しい病院』 をコンセプトに、腎泌尿器センターと女性対象疾患センターを複合させた骨盤腔内疾患専門病院として7月1日より診療を開始します。

 人は年齢を増すごとに体の各部位が衰えてきますが、“泌尿器” もそのひとつです。前立腺肥大は代表選手ですし、女性もウロギネコロジー (骨盤臓器脱や女性尿失禁) など排尿の自立維持は高齢者の生活に大変重要なことです。

 しかし、恥ずかしい思いが強く、診察を受けるまでには時間がかかってしまうようです。

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尿の強さを測れるトイレが用意されていました


 腎泌尿器専門センターは、腎機能障害の予防医療、維持療法 (透析治療) などの腎臓内科的アプローチから、泌尿器疾患や女性疾患の良性から悪性疾患まで幅広く、最新鋭の医療機材を投入した医療を提供しています。

 女性対象疾患センターでは、女性専用ブースを設けてプライバシーを配慮した外来診察室の配置と職員ならびに男性患者とは別の動線を確保し、女性特有の泌尿器疾患を専門的にアプローチしています。

 最新機器が並ぶ中でひときわ注目されているのが、この4月から保険適用になった内視鏡下手術支援ロボット 『ダヴィンチ』 です。米国では前立腺の手術の8割以上が、このロボットにより行われており、術後の成績も良好です。

 大和病院は、このダヴィンチをはじめとして、レーザー手術 (前立腺肥大、尿路結石) 、腹腔鏡手術、ESWLなど国内有数の症例数と治療成績を誇っています。

 地域の開業医さんとの連携を取るために、医療情報をクラウド化する準備もしています。これにより、診療情報やX線写真などを開業医さんに送り、予後の管理などを託すことも可能になります。


■東京腎泌尿器センター大和病院
 東京都板橋区本町26-3
(都営三田線「板橋本町駅」A2番出口直結)
 TEL:03-5943-2411
 http://www.ims.gr.jp/yamato/