豊島中学校15人の生徒たち | 豊島 みくに園通信

豊島 みくに園通信

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 今日は毎年恒例の豊島中学校との交流運動会でした。

今年はまた一段と仲良くなった様子がいたるところで見られました。

職員のカメラをのぞいてみると、みくに園の人と中学生の満面の笑みの

ツーショットがたくさんありました。中学生も先生方も私たち職員に気を

遣うこともなく(すみません!)直接みくに園の人たちに話しかけ、手を取り、

冗談を言って笑っています。みくに園の人たちも素直に応じています。

お互いがこんなに心を許して関われるなんて素晴らしいと思いました。

体育館の空間がノーマライゼーションの世界になりました。

中学生たちの成長を肌で感じることができます。

(みくに園の人たちはいつも正直で空気を感じ取ることができます。彼らの

安心できる世界を作ってくれるのは中学生たちです。)

 玉入れ、パン食い競争、休憩、障害物競争、綱引きを中学生のリードで

行いました。車椅子も上手に押して参加させてくれました。


 みくに園を訪れる見学者にはいつも「赤い屋根の中学校」の話をします。

豊島中学校の体育館の屋根は赤色です。「全校生徒15人の中学校、皆、

とてもいい子たちでみくに園の行事に全面協力してくれるのです。車椅子を

介助するのも上手だし、挨拶もきちんとできます。先生は生徒たちをファースト

ネームで呼びます。」

 彼らを見ているといつも思います。

「若い彼らが頑張っている時には応援し、困っている時には助けてあげられる

大人にならなくちゃ!」

大人は何のためにいるのかと問われる気がするのです。

今年も言ってしまいました。アーサー・ランサムの本の中に出てくるような

カッコイイ大人になりたいものだと。

的確な判断と勇気と愛情と。そんなことを思わせられる運動会でした。


 豊島中学校の生徒と先生方、素敵な時間をありがとうございました。

                              ( kame カメ )
豊島 みくに園通信-豊島中学校交流運動会2013