こんにちは。


 【誣告】(ぶこく)とは、故意に事実を偽って告げることで、特に、他人を罪におとしいれようとして、偽り訴えることです。




 【誣告】を官署に行えば、刑法第172条 虚偽告訴罪として法定刑が処されます。


 会社においても、労務相談制度や上司などを悪用して【誣告】した場合には、懲戒に処す等の対応が必要です。




 何らかの制度で権利を与える場合には、義務も同時に与えるべきだと思います。


 労務相談制度では、従業員に申告する権利を与えると同時に、申告する内容の真実性を保証する義務を与える必要があります。
 また、申告に基づいて、会社の審判作用を行使する場合には、会社が申告の真偽を検証する義務を負う必要があります。
 【誣告】は、他人の平穏に生活をする権利を阻害することになるので、【誣告】をした人を懲戒に処す必要があります。




 実際に、「頼りにしています」と煽てられて、【誣告】を信じ込み、無実の人に圧力をかけてしまう上司もいます。


 【誣告】をした人は、「あの上司はバカ だから、あの上司を利用して他人に圧力をかけて、自分だけが良くなればいい」と言っている人もいます。




 会社などの組織で制度を作るときには、制度を悪用されないように、あらゆることを想定して制度設計しましょう!