警察庁、「パチンコやパチスロ機と携帯電話との連動サービス」禁止を通達…「著しく射幸心をあおる」というニュースがありました。ケーサツから、メーカーに指導が入った話です。

簡単にいうと、
パチンコやパチスロのケータイ連動機能の中身です。
ウェブサイトを経由してファンにサービス提供するものですが、
特定のファンだけにサービスするというのはNGですよ~。
ということです。

その昔、
メーカーは、二次元バーコードを液晶に表示させて、
ファンがケータイで読み取る機能をつけて、
ファンを自社サイトに誘導するしくみをつくりました。
そして、待ちうけ画像とかをプレゼントして、ファンをもっと増やそうと
考えたわけです。

やがて、
ケータイ連動機能がファンにとってうれしいサービスになってきました。
そうなると、
一部のメーカーだけが、ファンにとって特別なメーカーになります。
そのメーカーはしてやったりです。
しかし、
多くのメーカーがやると特別ではなくなってしまいます。

次の戦略として、
メーカーは自社の機械でより沢山遊んでくれた人には、
感謝の気持ちをこめて特別にプレゼントを出そうということを考えます。
よりプレミア感を出すには、抽選方式だろうという流れです。

ところが、
ケーサツ「ファンに平等じゃないプレゼントをするのNG。射幸心を煽るから。」
メーカー「えっ?ケータイゲームとか缶コーヒーとかもクジやってますよね?同じでは?」
ケーサツ「NGだから・・・。オレタチハナニモトクシナイジャン」
メーカー「えっ?ナンカイッタノカ・・・。あっハイわかりました。」

ケーサツとしては、この機能の延長線上で、
自分たちが不利益になる可能性もありえると考えたのでしょうか?
ケーサツエリートの人は優秀ですから、様々なことに対する影響を考えるのです。

おもいっきりメーカー目線で言うならば、
プレゼントはメーカー負担なんだし、
ファンが喜んでいるのだから、そのへんは自由でいいじゃん。
と思ってしまいます。

また、
別のケータイ連動機能を見ても、
遊技データの集計もできて、自分の勝敗も知ることができるので、
むしろ射幸心を抑制できる好ましい機能も付いてます。

しかしながら、
ケーサツはメーカーにとって顧客です。顧客のニーズは満足させなければ、
メーカーは存続することはできないのです。
ケーサツの権利に配慮しつつ、ファンサービスのアイデアを両立させることは、
かなり重要なんですよね~。