種子島は、曇りの一日となりました。

先日、1月の「ぢろの会」がおこなわれました。
今回は『コノミヤジョー』です。
『コノミヤジョー』とは、小正月の14日か15日に蚕のまゆに似せた赤と白の切り餅をロクロウの木といわれる枝にさし、門木や家の中の柱などに飾って蚕の豊作を祝います。
子供たちが各家の門口で『コノミヤジョー』の歌を歌って祝い、『コノミヤジョー(ゴーサシ)』をもらいます。
種子島では、昔とても養蚕が盛んだったそうです。

今回、子供達はこの『コノミヤジョー』を作りました。


当館にも飾りました。


同じ頃、中種子町、南種子町では「カーゴマー」という蚕の豊作を祝うがあります。
蚕に似せた白覆面の女装の男性と道化役の青年二人が、各家を訪れて一人は優雅に、一人はひょうきんに踊る種子島独特の舞です。

養蚕がすたれた今でも、このような行事が残っているところがあります。
種子島に残る民俗を大切にしていきたいと思います。

ところで、本日『西之表市消防出初め式』が行われました。

消防隊の方や各地域の分団の方が元気に街を行進していました。
中でも、十台あまり連なる消防車はとても迫力がありました。


昨日は寒の入りでした。
体調には、十分気をつけてお過ごしください。