良ければ賞賛され、悪ければ酷評されます。
期待値の高いドラフト上位指名の選手はなおさらです。
高校時代世間を賑わせ優勝、大学時代も数々の記録を打ち立てた男がプロの世界でもがいています。
ハンカチ王子こと斉藤佑樹選手です。
ルーキー時代にはそこそこの成績を残しましたが、２年目は結果を出せず、３年目は怪我の影響もありほとんど貢献できていません。
下降の一途をたどる斉藤選手ですが、４年目となる今年は復活をしなければいけない年となります。
では何が復活への近道となるのか・・・
それは球威を取り戻すことが大前提となるでしょう。
プロに入ってからの特徴として、いわゆる動くボールで打ち取るスタイルになっています。
その反面球威に欠ける部分があり、そこそこのコースに投げても痛打されるシーンが目立っています。
動くボールを否定しているわけではありません。
あまりにもそれに頼りすぎていた結果が、成績を残せていない要因だと思われるからです。
球威を象徴する球＝ストレート
この球種を改めて磨くことで、復活への道が開かれると思います。
投手の基本でもあるストレート、この球種がしっかりして初めて他の球種も活きます。
過去には１５０㎞(プロ入り後の最速は１４７㎞)を計測したこともあり、決して投げれない訳ではありません。
肩の怪我明けということもあり、すぐには取り戻せないかもしれませんが・・・
ストレート復活のために重要なこと、それは先発をやらないことであると思います。
先発投手だとどうしてもペース配分を考えがちです。
かえって中継ぎは、配分は考えず全力で抑えにかかるのが主流です。
なのでまずは中継ぎとしてスタートするのもありかなと思います。
そのポジションでストレートが通用するかの見極めをし、良ければ将来的に先発復帰というプランが今後の斉藤選手のためにも得策だと思います。
それほどまでに斉藤選手のストレートは今までは通用していなかったのです。
かつて高校選手権大会で優勝を果たしたとき、全力で腕を振る姿が印象的でした。
その姿を取り戻し、再び明るいニュースが届けられることを祈っています。
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