保証会社になる消費者金融・クレカ会社 | 本人訴訟日記(以前→過払い金請求日記)

保証会社になる消費者金融・クレカ会社


消費者金融大手プロミスは1月6日付けで仙台銀行の「サポートカードローン」の保証業務を受託した。

融資金額は10万以上300万以下。利率は保証料込みで年利10.5%、12.0%、14.5%だそうだ。

実はこの消費者金融やクレカ会社の銀行に対する保証業務はすさまじい勢いで拡大している。

この仙台銀行だけを取ってみても、カードローンの種類は上記を含めて6つある。
そして、それぞれのカードローンには保証会社がついている。

「スーパーフリーローン」「カードローンS」はクレディ・セゾンが保証。

「マインドローン」「スマイルカードローン」はオリックスクレジットが保証。

「サポートローン」はプロミスが保証。

「スペシャルローン」はジャックスが保証。
消費者金融やクレカ会社は、総量規制で売り上げが減った分を穴埋めしようとしている。

そこで、目をつけたのが銀行のカードローンだ。

銀行は総量規制がない。

例えば、消費者金融は総量規制のため、Aさんに上限50万円を利率15%で貸すことしかできないとする。

しかし、銀行のカードローンから300万円を借りさせて保証料を1~2%とる。

そうすると、原資はいらないし、銀行に借り替えさせることで利率が下がりとりっぱぐれが防げるという算段だ。

あとは、多くの銀行と保証受託を結びつけていくことで、パイを増やしていくという形だろう。

今後の消費者金融やクレカ会社は保証業務のみになっていく可能性が高い。


3大消費者金融は、銀行ローンの保証業務に特化すると言われている。

しかし、IR情報を見ると面白い傾向がでてきている。
アコムは、保証業務受託を2008年ごろから始め、地方銀行をターゲットにしている。

2011年は4行と新たに受託契約を結んでいる。

プロミスは、2007年ごろから始め、やはり地方銀行をターゲットにしている。
2010年7行、2011年は7行と受託契約を結んでいる。

ところがアイフルを見ると、2006年ごろから始めており、信用金庫と信用組合がターゲットになっている。

2007年は11行、2008年は15行、2009年は4行と受託契約を結んでいる。

ところが、2010年と2011年はひとつも受託契約を結んでいない。

これはどうしたことか?破綻予定??

おそらく全国の受託契約を結んだ信用金庫や信用組合は戦々恐々としていることでしょう。

事業者ローンや個人無担保ローンの保証をアイフルはしていますから、アイフルが潰れたら保証会社が潰れるということですので、信用組合や信用金庫は大量の焦げ付き債権を抱えることになるかもしれません。
アイフルがこれだけ多くの保証受託をしているとは思いませんでした。