ひもぐつ

「オレ、ひも靴が履きたいんだけど…。」とぽんぞーがいいだしたのは半年前だったか1年前だったか。
体も小さい、足も小さいぽんぞー、靴の履き方は激しいので3足目か4足目の２０ｃｍの靴を履いている。
友達がひも靴を履いているので自分も履きたくなったらしい。
それならと靴屋さんを探してみたのだけれど、２０ｃｍのひも靴ってないのだ。
あっても高いブランドものだけで、普通の値段帯のひも靴は２１ｃｍから。
２０ｃｍまではマジックテープの靴しかない。
ひも靴ならちょっと大きめでもいいんじゃないかと履かせてみたらとてもぶかぶかでやっぱりだめ。
「早く大きくなるといいね。」と泣く泣くあきらめた。

それが近頃やっと２０ｃｍの靴がきつくなってきたという。
この連休オットの仕事の都合で、友達と遊びたいのに連日連れ回すことになってむくれていたぽんぞーを靴屋に連れて行った。
一目見て気に入った靴が履いてみたらぴったりで、お財布にも何とかぎりぎりだったので、奮発して上履き用と2足買い求める。

早速ひもを通してちょうちょ結びをしたら、あらら両方とも縦結びだ。
「上からひもが来てたら今度は下からひもを回すんだよ。ほらほらそこで持ち替えないでそのまま引っ張るんだってば。」
いつもなら「もうやだ」となるところを何度もほどいては結びほどいては結びを繰り返して素早く結べるようになった。

初めてひも靴を履いたときは嬉しかったなあと、自分の子供の頃の感覚がよみがえってきた。
張り切って履いていったら早速犬のうんちを踏んで、泣きながら洗う羽目になったんだ。

今朝真新しい靴を履いて出かけていったぽんぞー、くれぐれも犬のうんちは踏まないようにね。

雨と雪に泣く

お盆休み、遠出の予定がなしになって、どこにも行かずに家の片づけにいそしむ。
終わらない。どこまで行ってもゴールが見えない。

昨夜はあにぞーのリクエストで『おおかみこどもの雨と雪』を観に行く。
気なしに観たら、しまった、全然子ども向けじゃないじゃない。
隣のぽんぞーがのぞき込むのもお構いなしに泣けました。
ああ、子育てってほんとおとぎ話みたいだよね。
気がついたらこんなにでかくなって、親がしてあげられることなんてもうあまりなくって。
斜め前の席に座っていたティーンの男の子を二人連れたお母さんも
しきりに目元をぬぐっていました。

そうは言っても一夜明けたら子ども達を怒鳴る日常が…。
夏休みももうすぐ終わりです。

２０１２年

あけましておめでとうございます。

新年は片づけから。
数年ぶりに片づけの神様が降りてきて下さっている。
何しろ片づけの神様は気まぐれで滅多に降りてきてくれない上に
長っ尻は大嫌いときているので、
この機を逃してはならない。
さらに我が家にずーっと居座っておられるぐうたらの神様とケンカしながら
の御滞在なので何かと大変である。
とにかく一カ所だけでも見られるようにしよう。
ひとつずつ、ひとつずつ。

今年もよろしくお願いいたします。