観賞。
『真夜中の弥次さん喜多さん』はひどかったけど、今回は大分マシ。
クドカン脚本・演出はテレビ的。だからその場は笑えるけど、映画的な流れは苦手っぽい。
たぶん、舞台なら面白いと思う。
そもそもMIXIの動画に出てたパンクバンドの画像が25年前のものと知らずにレコード会社がスカウト、アクセスが殺到し、人気が出るってのはあり得ないでしょ。
一度はメディアに出たバンドなんだからすぐネットの書き込みでばれる筈。バンド映画では『アイデン&ティティ』『GSワンダーランド』『デトロイト・メタル・シティ』と内容もキャストも被るし、それらの方が面白かった。
宮崎あおいもちょっとコメディ向きじゃないな。可愛くなくなっちゃったし。
パンク自体がギャグになってる事への着眼点は面白かったけど。
ただし、中年パンクバンドの面々は素晴しい。
彼らの演技だけでも一見の価値はある。
佐藤浩市さん、キム兄、特に元ばちかぶりで『アイデン&ティティ』の監督でもある田口トモロヲさんは流石元パンクだけあって圧倒的にパンクな演技。久々に『東京ハレンチ天国』みたいな危ない演技が観れて嬉しい。
遠藤ミチロウさんの出演も嬉しかった。
あたし元パンクでミチロウさんとも共演してるのよ。
パンク精神をうたってるなら映画自体もっとパンクに突き抜けてもよかったんじゃないか?
あれだけ宣伝してるからヒットするだろうけど。
この文の上にも広告出てるし。
あたしの青春バンド映画『カルトムービー』もよろしく。
バイナリキッドって正に青春パンク
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